子供(幼児)は何時に寝かせればいいのか？必要な睡眠時間は？

子供は何時に寝かせたらいいのでしょう？

１. 子供は何時に寝かさせたらいい？

その家庭の生活スタイルにもよりますが、
幼児期なら８時頃に寝かせるのが好ましいです。

幼児期というのは保育園・幼稚園に行っているような、３～６歳くらいの時期ですね。

以下、その根拠を見ていきましょう。

睡眠は長さも重要ですが質も重要です。
寝ている間に成長ホルモンが盛んに分泌されるので、子供にとって睡眠は特に大事ですよね。

一般に成長ホルモンの分泌が盛んな時間帯は夜の１０時くらいから夜中の２時くらいにかけて。

つまり２２時～２時を含んだ時間帯に眠ることがベストです。

子供にはどのくらいの睡眠時間が必要なのでしょう？

例えば３～５歳頃の場合、１０～１３時間の睡眠が必要です。

よって、仮に朝の７時に起床するなら２１時に就寝しても必要な睡眠時間としてはギリギリなわけです。

厚生労働省の調査によると、大人ではなく幼児に関しても２２時以降に就寝する人が増加傾向にあるそうです。

共働きの世帯も多く、多くのお子さんが保育園・幼稚園に通っていることは想像に難くないでしょう。
保育園・幼稚園に通っているお子さんが毎日１０時以降に起床しているとは考えにくいです。

多くのご家庭において子供達は睡眠が十分な長さ取れていないことが予想されます。

アメリカ睡眠財団をはじめとした各種専門機関が調査したところによると、
３～５歳は１０～１３時間、６～１３歳頃は９～１１時間の睡眠が望ましいと言われています。

このように考えると、幼児期・学童期のお子さんに関してはやはり１０時間くらいは睡眠時間を確保してあげたいものです。

仮に夜の９時に寝て朝の７時に起きればそのお子さんの睡眠時間は１０時間となります。
充分な睡眠時間を確保すると考えれば、このような時間がギリギリのところではないでしょうか。

しかしながら、子供は布団にいざ入ろうとしたところで「トイレに行きたい」とか「明日の準備を忘れた」とか思い出したように行ったりしますよね。それに布団に入った瞬間に眠りにつけるわけでもないでしょう。

余裕をもって考えるなら、夜の８時台には就寝することが望ましいのかもしれません。

『子どもの睡眠』（厚生労働省 e-ヘルスネット）2018年5月13日検索