公的機関の医療情報を参考に、子供の病気や怪我について家庭でできることや対応方法をまとめます。
子供が発熱したときの対応
家で様子を見る場合
以下のような場合は
家で様子を見ながら、必要があれば病院の診察時間に合わせて診察を受けましょう。
- 熱は37.5℃~38℃くらい
- 熱は38.5℃くらいまでで、いつも通り遊んでいる。穏やかに眠れている。
すぐに病院に行ったほうがいい場合
以下のような場合は
すぐに病院に連れて行ったり電話相談をしたりして専門家の判断を仰ぎましょう。
- 熱が39℃以上で不機嫌。ぐたっりしている。
- 頻回の下痢や嘔吐
- 顔色が悪く苦しそう
- 痙攣がなかなか止まらない
- 呼吸がおかしい
- 生後3か月未満の子の発熱
症状の見方やポイント
保育園や小学校、医療機関などでは
37.5℃以上が「熱がある」と判断されることが多いです。
大人なら37.5℃前後の体温だと倦怠感を感じる人も多いでしょう。
ただし、子供の場合は大人よりも平熱が高い傾向があります。
一般的には子供の体温が37.4℃までは平熱と考えますが、
その子自身の平熱を普段から把握しておくことが大切です。
家での対応方法
安静にして体を冷やしてあげます。
発熱に伴い体を冷やす場合、部位は頭・首・両脇・股の付け根などを冷やします。
ただし冷やしすぎには注意します。
ぬるま湯で濡らして絞ったタオルで体を拭いてあげるのも、穏やかに体温を下げることにつながります。
子供が寒気を感じる場合は温めてあげることもいいでしょう。
38.5℃以上で子供がつらそうな場合は、用法用量を守った上で解熱剤を使うことも可能でしょう。
発熱すると体の水分も奪われるので、水分補給も行います。
水分補給は少量ずつこまめに摂りましょう。
おわりに
発熱時の入浴については、37.5℃以下で、子供が比較的元気であれば考えても良いでしょう。
逆に
高熱で元気がない、嘔吐しているなどの場合は入浴は控えましょう。
また急な高熱は熱性痙攣を起こす場合もあります。
初めて痙攣が起こったり長時間続く場合、心配な場合は医療機関を受診しましょう。
補足記事
参考資料
『もしものときの救急車の利用法』(政府広報オンライン)2020年7月9日検索
『子供の救急対応マニュアル』(医療ネットみえ)2020年7月9日検索
『子供の急病対応』(広域災害救急医療情報システム)2020年7月9日検索