公的機関の医療情報を参考に、子供の病気や怪我について家庭でできることや対応方法をまとめます。
子供の咳がひどいとき
家で様子を見る場合
以下のような場合は
家で様子を見ながら、必要があれば病院の診察時間に合わせて診察を受けましょう。
- 機嫌が良く食欲もある
- 咳は時々「コンコン」という程度
- 苦しそうな様子はなく、眠ることができる
すぐに病院に行ったほうがいい場合
以下のような場合は
すぐに病院に連れて行ったり電話相談をしたりして専門家の判断を仰ぎましょう。
- 発熱を伴い、咳が何度も出てぐったりしている
- 顔色や唇の色が青い
- 咳込みが激しく、息苦しそう
- 甲高い激しい咳で、呼吸が苦しそう
- 呼吸が早くて浅い。(乳児の場合は呼吸を止めたりするとき)
症状の見方やポイント
咳には風邪や気管支炎に伴うものと、
異物などが入り込んで起きるものがあります。
咳が出ていても機嫌が良くて食欲があれば、とりあえずは心配ないでしょう。
目安としては
10分に1回くらい、「ゴホッ」という程度の咳であれば様子を見ても大丈夫です。
家での対応方法
適切な喚起を行いつつも、室内を加湿します。
また室温の急激な変化は避けます。
水分補給を行い、痰を切れやすくしましょう。
ただしオレンジジュースなど柑橘系の飲み物、牛乳などは吐き気を誘発する場合もあるので避けましょう。
乳幼児の場合、1分間に50回以上の呼吸数で顔色が悪い場合は急いで病院に行きましょう。
おわりに
発熱を伴わない場合は、入浴や食事に特に制限はないでしょう。
いずれも本人が無理をしない程度に行います。
食事が入りにくい場合でも、できるだけ水分補給は心がけましょう。
補足記事
参考資料
『もしものときの救急車の利用法』(政府広報オンライン)2020年7月9日検索
『子供の救急対応マニュアル』(医療ネットみえ)2020年7月9日検索
『子供の急病対応』(広域災害救急医療情報システム)2020年7月9日検索