「こえだちゃんの木のおうち」レビュー
- 興味性:★★★★
(子供が夢中になれるかどうか) - 知育性:★★★
(遊ぶことで子供の成長や発達を促せるか) - アクセス:★★★
(購入しやすい、片付けやすい、壊れにくいなど) - クオリティ:★★★
(凝った作りや新しい試みなどおもちゃ自身のクオリティ)
「こえだちゃんの木のおうち」の評価は上記のような感じです。
印象としては、「★4つ」に限りなく近い「★3つ」の項目が多いです。
「こえだちゃんの木のおうち」とは?
「こえだちゃん」はタカラトミーが販売しているおもちゃ。
かわいいキャラクターとお家や家具。
ドールハウスの類いのおもちゃですね。
「こえだちゃん」シリーズの場合、「お家」の種類自体はそこまで多くはありません。
今回とりあげた「木のおうち」が、「こえだちゃん」シリーズにおけるメインのお家です。
「こえだちゃんの木のおうち」には人形や家具は付属しません。
人形や家具もまとめて欲しい場合は、上記の
「おにわがついた こえだちゃんの木のおうちスペシャルセット」になります。
「木のおうち」の特徴は、電池が不要なこと。
ハンドルを回したり、レバーを引いたりしてギミックを楽しみます。
この手動で遊ぶというのが、「シンプルでいい」ととるか「仕組みが地味」ととるかはその人の価値観次第でしょう。
個人的には、
電池交換が不要で、子供自身が触って動かして遊べる点でポイントは高いです。
「こえだちゃんの木のおうち」を小児発達学的に考察
お人形遊びは子供の発達を促す遊びの1つです。
誰かと遊ぶゆえの相互性。
役割を演じたり状況を見立てる想像性。
小さな家具や人形を扱う器用さ。
人形遊びではこういった成長が期待できます。
同じ人形遊びの類いである、リカちゃん・シルバニアファミリー・メルちゃんなどと比べると、
「こえだちゃん」はお着替えなど人形単体のお世話より、複数の人形と家具やお家を使ったやりとり的な遊びが主になるでしょう。
子供と親で「子供役」と「お母さん」役を演じたり、今度は役を逆にしてみたり、そういった「状況に合わせて役を演じる」ということは子供の発達の刺激になります。
こえだちゃんは、そういったやりとり遊びが期待できるでしょう。
まとめ
おもちゃは自由に遊んでいいものです。
ましてや、「これはこの子の教育に良いか」なんて親が考えて与えても子供にとっては窮屈なものです。
子供自身の興味を大切にしてあげればいいのです。
しかし一方で、
「そのおもちゃがどんなおもちゃなのか」ということを理解しておくと、役に立つことがあります。
親がそのおもちゃがどういうおもちゃなのか理解することが大切なのです。
以上を踏まえた上であくまで目安として、おもちゃを5段階評価してみます。
- 5点:興味性・知育性・アクセス・クオリティ いずれも「とても」高い
- 4点:興味性・知育性・アクセス・クオリティ いずれも高い
- 3点:普通。子供や親の遊び方次第。
- 2点:夢中になりやすいけど知育性は低い、知育性は高いけど子供からしたらつまらない。などアンバランス。
- 1点:興味性・知育性・アクセス・クオリティ いずれも高くない
の5段階評価です。
「こえだちゃんの木のおうち」は4点かなと思います。
「こえだちゃんの木のおうち」はバランスの取れたおもちゃだなという印象。
ドールハウスとしてはきらびやかすぎず素朴すぎず、遊びの応用がききそうです。
電池を使わず、シンプルな作りで長持ちしそうな点もいいところだなあと思います。
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