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小学1〜2年生の国語の内容と家庭学習の考え方|子供の言語発達

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小学1〜2年生の国語の要点

文部科学省の学習指導要領によると、

小学校低学年の国語では、
順序や話題に沿って話す表現力がポイントになります。

また、読み書きに関しては巧みに書くというよりは、

読むこと・書くことに興味を持っていくことが大切になってきます。

 
 
 

小学校低学年の国語の学習内容

聞く

  • 興味を持って人の話を集中して聞ける
  • 大事なところを意識して聞ける

 
 

話す

  • 話題に関連した、経験したことを思い出せる
  • 相手に応じて話すことを順序立てる
  • 丁寧な言葉と普通の言葉の使い分けに気をつける
  • 声の大きさや速さ・発音に気をつけて話す
  • 話題に沿って話す
  • あいさつをする
  • 必要な連絡をしあえる

 
 

読む

  • 語のまとまりや響きに気をつけて音読する
  • 物語の状況を想像しながら読む
  • 物語の時系列を意識して読む
  • 知識になる・楽しめる本を選ぶ
  • 読んだ内容と自分の経験を結びつける

 
 

書く

  • 書くために必要な事柄を集める
  • 事柄の順序に沿ってつながりのある文を書く
  • 読み返す習慣と、間違いを修正する力

 
 
 

言語・コミュニケーションの発達からみた低学年の国語

保育園から小学校に入学し、
小学校低学年は本格的に学習が始まる時期ですね。

学習・勉強と言うと読み書きが主になる印象ですし、
実際に宿題は音読やプリントの書き取りがほとんどでしょう。

しかしながら、
小学校低学年のうちは特に「聞く」「話す」の力の土台をしっかり身に付けたいものです。

思いつけない・言葉にできないことは、そもそも書くことは難しいでしょう。

特に成長がのんびりなお子さんに関しては、
幼児期の言語発達が完了する途中の可能性もあります。

まずは物事を思い起こしながら話せるか。
文章の助詞や受動態など基本的な文法は整っているか。
相手の話をちゃんと聞けているか。

そういったことを気をつけながら会話をします。

国語が苦手なお子さんの場合、
低学年の頃が比較的つまずきやすいので、
丁寧に学習状況を見てあげましょう。

 
 
 

おわりに(家庭学習のポイント)

小学校低学年に関しては、
机上学習だけでなく日常会話の中でも学習のチャンスは多いでしょう。

物事を順序立て話す、
話題に沿って話す
ことを意識して会話を行いましょう。

例えば今日あったことを順に振り返ったりしてみましょう。

そしてそれら書き起こす、
つまり日記のような習慣も有意義です。

 
 
 

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参考資料

『学習指導要領「生きる力」 第2章 各教科 第1節 国語』(文部科学省)2020年4月14日検索

 

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