コップで飲めるのは何歳から?
赤ちゃんが自分で飲み物を飲めるのはいつ頃からでしょう?
完璧にとはいかなくても、
ある程度ひとりでコップを持って水分を飲むことができ、それが習慣化してくる。
個人差はありますが、
コップでひとりで飲めるのはおおよそ1歳前頃です。
「コップで飲む」とは?
赤ちゃんが生まれて初めて摂る水分は母乳、あるいは哺乳瓶からのミルクですね。
母乳にせよ哺乳瓶にせよ、
生まれてすぐの赤ちゃんはこのチュパチュパと吸う動作で水分を摂取します。
そして成長する中で、口の中の形も口の動かし方も成長し、大人のようにコップやストローで水分を飲むにようになっていきます。
コップで飲む場合、口に入ってくる水の量はコップの傾きによります。
一人でコップで飲むためには、手と口の動きを同時にバランスをとってコントロールしないといけません。
「コップで飲む」ことと子供の発達
子供の成長には個人差があります。
「うちの子は○○歳で○○ができた」といった経験談は参考にはなるかもしれませんがあくまで経験則の域を出ません。
子供の成長を考える上ではある程度客観的なものの見方が時として必要です。
子供の発達を見る検査に、遠城寺式乳幼児分析的発達検査というものがあります。
上記によると、
コップでひとりで飲めるのは0歳11カ月相当の発達であることがわかります。
その他の検査などを参考にしても、
コップでひとりで飲めるのは0歳後半から1歳前くらいの時期が妥当なようです。
まとめ
赤ちゃんが自分で飲み物を飲めるのはいつ頃からでしょう?
一人でコップで飲むためには、手と口の動きを同時にバランスをとってコントロールしないといけません。
口に意識を向けつつ、手先はコップをこぼさないようにキープできる。
そういった協調性のある体の動きができてはじめて自分で飲むことができます。
ひとりでコップで飲むことができるのは、およそ0歳後半から1歳前であることが考えられます。
一方で、子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの発達項目の年齢だけでその子の全体を語ることはできないものです。
あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧