1. 言葉で確認しても本心とは限らない
人の気持ちを考えることは大切なことです。
けれど、人と人は違うから、
人の気持ちがわからないときもあります。
人の気持ちがわからないときは、
素直にその人に聞いてみるというのは大切なことです。
けれど、
気を遣ったり、
本当のことは言いたくなかったり、
場の空気が変わることが嫌だったりして、
人は人に聞かれても本心を言わないことがあります。
だから私達は、言葉で人の気持ちを確認しても、完全にそれが真実だと思い込み過ぎないことが大切になってきます。
2. 言葉だけで、相手の心を知った気になってはいけない
人は人に聞かれても本心を言わないことがあります。
だから言葉で確認すればいいというわけではありません。
例えばお酒の席。
なんとなく飲まないと悪いなという雰囲気があるとき。
そういうときに、
「本当は飲みたくないの?」
と聞いて、
「はい、飲みたくないです」
と答えられる人はそうはいません。
「いえ、そんなことないですよ」
と、気を遣って答える人がほとんどです。
だから、
「いえ、そんなことないですよ」
という答えだけで、相手の心を知った気になってはいけません。
3. 自分の頭と心で人の気持ちを考える
人間関係に不安な人は、すぐに言葉で確認します。
「これって大丈夫?」
「これって迷惑じゃない?」
「あれは本当は嫌だった?」
人の心を推測することが苦手な人ほど、
人の心を考えようとする姿勢がない人ほど、
安易に言葉で人の心を確認しようとします。
でも本当は、
その人の普段の言動や、表情や、その人の人格から、
自分の頭と心で人の気持ちを考えることがまず先です。
考えないで、言葉でばかり人の気持ちを確認することが多い人は、少々わずらわしいです。
4. まとめ
人の気持ちを確認することは大切なことです。
けれど、人は本心を隠すことがあります。
だから言葉で気持ちを聞いても、それが絶対に本心だと安心してはいけません。
なんでもかんでも言葉で確認するのではなく、
まずはその人を見て、その人のことを考えて、自分なりに相手の気持ちを考えます。
そうしないと、
考えないで相手に聞いてばかりいると、
ただ自分が安心するためだけに、相手に自分の都合の良い返答を求めるだけになってしまいます。