まとめ 構音の解説

「かきくけこ」(カ行)の発音練習まとめ

公開日:2018年1月15日

「かきくけこ」(カ行)の発音練習についてのまとめです。
発音練習のことを医学的には構音訓練と言ったりします。

「かきくけこ」がうまく言えない場合の練習方法をまとめます。
 
 

 
 
 

カ行の音ってどんな音?

日本語に限らず、音声言語や唇や声帯や舌など様々な口の器官を使って出します。

「かきくけこ」つまりカ行の音は舌の後ろのほうを使う音です。

これはちょうど上を向いてする「ガラガラうがい」の運動に類似します。

多くの人が意識せず何気なく発音をしているように、改めて「舌の後ろの方を動かす」と考えてもなかなかイメージがわかないものです。

カ行の音は日本語中でものすごく難しい音とまでは言いませんが、苦手なお子さんはたしかにちょくちょくいるものです。

以下、カ行の発音練習について見ていきます。
 
 
 

「かきくけこ」(カ行)の発音練習

「かきくけこ」(カ行)の発音の仕方、音の性質
「かきくけこ」という音の性質がわからないと練習はできませんし子供に教えることもできません。
まずはカ行の音はどのような音か見ていきましょう。
 
 
1.はじめに
カ行の音はどのように練習を進めていくのか。
また、練習に必要なことは何かを見ていきます。
 
2.うがいの練習
か行は後舌を使う音。
後舌を使う動作である「うがい」で基礎練習をしましょう。
 
3.「か」単発の音の練習
まずは単発で「か」が言えるように練習です。
 
4.単語の練習
単発の音が安定したら、次は単語に移ります。
 
5.文章の練習
単語までが基礎練習としたら文章は応用練習。
単語で言えても文章で言えるかといえばそれなりの練習が必要です。
 
6.カ行の他の音
比較的はじめやすい「か」の音の練習が終わったら、別のカ行の音の練習に移ります。
 
 
 

おわりに

正しい発音というのは習慣のたまもので、一朝一夕に改善するものではありません。

苦手なお子さんの場合は練習期間1年以上かかる場合もあります。

あせらず、お子さんのペースでいきましょう。

一番大切なのは、「話すこと」が「楽しい」と思えることです。

周りが発音ばかりダメ出ししていたら、子供は話すことが楽しくなくなり、余計に話せなくなります。

綺麗な発音に越したことはないですが、やっぱり言葉は大切なコミュニケーションツールです。

まずは他者と楽しく話すことが大前提です。
 
 
 

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