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大人も楽しめるクレしん映画
「クレヨンしんちゃん」の映画の中には大人も楽しめる作品が多々あります。
特徴としては2種類あり、
1つは世界観と構成がしっかりしている作品です。
もう1つは、家族愛など大人目線の感動を誘う作品です。
子供向けの気楽な作品がある一方で、上記2種類のような大人向けの作品もあるのがクレヨンしんちゃんの魅力だと思います。
以下、大人向けのクレしん映画を挙げていきます。
大人向けのクレしん映画一覧
アクション仮面VSハイグレ魔王
クレヨンしんちゃん映画の第1作目にあたる「アクション仮面VSハイグレ魔王」。
原点にして最高峰とも言えるクオリティです。
SFを取り入れた世界を通してしっかりと「怖さ」を描いている点が見る人を惹きつけます。
また子供向けアニメとしては今の時代では不適切な表現もいくらか見られ、時代が進むにつれて子供には見せにくい作品になりつつあると思います。
そういった点からも、大人で楽しむ作品になりつつあるのかなと思います。
嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
映画館で子供を差し置いて親が泣いていたという逸話もある、クレヨンしんちゃん映画史上屈指の名作の1つです。
魔法やSF科学といったご都合主義になりがちな設定を最小限に抑え、完成された世界観の中で「子供VS大人」という構図を見事に描いています。
また「過去(懐かしさ)と未来(新しい世代)」という親世代ならではの葛藤をテーマにした本作は、大人の共感や郷愁、感動を誘います。
嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
前述のオトナ帝国と共に2大名作とされるクレしん映画きっての大人向け作品の1つです。
「家族愛」や「友情」を描くことが多いクレしん映画の中では珍しく「恋愛」を描いた作品です。
魔法やSFテクノロジーで強化されることが多い野原一家ですが、今回は生身の状態での活躍になります。
それゆえに戦国時代の合戦に参加する野原一家の家族の絆や勇気がより印象的です。
嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
内容は他の作品と比べるといくぶん子供向けですが、とにかく構成と伏線回収が丁寧で見事です。
映画構成の教科書と言えるくらい物語がきれいに広がりきれいに閉じられます。
終盤、しんちゃんと風間君の友情が再確認されてからの無双する展開は非常に高揚感を与えてくれます。