靴の左右を間違わないのは何歳頃?
子供が靴を左右間違えずに履けるようになるのは何歳頃からでしょう?
靴のデザインや左右のわかりやすさにもよるでしょうが、普段使っている靴を自分で履いてもらうときを想定して考えます。
個人差はありますが、
子供が靴の左右を間違えずに履けるのは5歳頃からです。
靴を履くことと子供の発達
子供はおおむね1歳半ば頃から靴を履いた状態で歩行ができるようになってきます。
そして2〜3歳頃から自分で靴を履くことができはじめます。
しかし最初の頃は当然ながら靴を履くことが不慣れで左右を間違ったりもします。
子供の発達を見る検査に、S-M社会生活能力検査というものがあります。
幼児期・学童期と比較的幅広い年齢帯で発達を見ることができる検査です。
言語能力や運動能力といった機能的な力だけでなく、検査の名前通り生活習慣に着目した項目も豊富な点が特徴と言えます。
上記検査によると、
靴を履くときに左右を間違えないのは5歳〜6歳5ヶ月頃からとされています。
子供の左右の概念の発達
以前にも触れましたが、子供が「左」「右」といった左右の概念をわかってくるのは4〜5歳頃です。
しかし靴の左右に関して、特に左右がわかるかわからないかの微妙な時期には習慣の側面も大きいのではないでしょうか。
例えば帰宅時に靴を揃える習慣や、どっちの靴をどっちの足に履くか試行錯誤している子供を見守ってあげる親の余裕。
忙しいとついつい親が子供の靴を履かせてすぐに出かけようとしてしまうことってありますよね。
けれど、できる範囲で、
子供のペースで靴を履く機会を確保したり、上手に履けたときに褒めてあげたりするやりとりも大切なのではないでしょうか。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
一口に子供が靴の左右を間違えると言っても、
例えば左右がわかっていない場合とそこに注意が向いていない場合など背景は様々です。
実生活ではその子自身のペースや背景を大切にしてあげましょう。
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