人間関係において空気を読むスキルというのは大切です。
今日は「空気を読む」ことについて考えていきます。
誰が誰を嫌っているかを考えて会話をする
自分と他人だけでなく、他人と他人の人間関係を推し量ることが大切です。
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会話のやめどき、帰りどき。
終わりをだらだらと引き伸ばしてはいけません。
相手がうんざりするまで続けていはけません。
ピークエンドの法則というものがあります。
人はピークの状況を全体と勘違いして記憶します。
一度盛り上がれば、全体的に盛り上がったと印象に残ります。
すごくつまらない部分があると、そこそこおもしろい部分があっても全体的につまらなかったと思ってしまいます。
ある程度盛り上がったらそこでやめるのです。
もっともっととダラダラ続けていては逆効果です。
相手が自分にどんな気持ちになって欲しいのかを推し量る
相手の話を聞くときに、相手が何を言っているかではなく、相手がどんな気持ちなのかを考えましょう。
楽しいのか嬉しいのか、怒っているのか悲しんでいるのか。
気楽にしているのか気を遣っているのか。
相手が今どんな感情を持っていて、自分にどんな感情を持ってほしいのか。
相手の感情を共有するのです。
相手が愚痴を言って、一緒に怒りや悲しみを共有してほしいのか。
相手が楽しそうに話して、一緒に笑ったり喜んでほしいのか。
真剣に聞いてほしいのか、聞き流してほしいのか。
言葉ではなく感情を受け取るのです。
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大きすぎる声で笑う。ジェスチャーが過剰。
オーバーリアクションはしなほうが無難です。
声の大きさ、しぐさ、姿勢、身振り手振り。
基本は周囲と似ている程度に抑えましょう。
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しゃべることと同じあるいはそれ以上に、聞くことが大切です。
文字通り沈黙は金です。
でもただ黙っていればいいわけじゃありません。
相手の話を最後まで聞いて理解するということです。
そして共感するということです。
「場の空気」とは言いますが、結局は誰かが輪の中心になっているものです。
極論すれば、「場の空気」は「誰かの空気」なのです。
この場の空気が誰の空気かを察知するのです。
あなたが100回空気を読んでも、1回空気を読み間違えば他人には強く印象に残ってしまいます。
信頼は築くのは難しく、壊すのは簡単です。
あなたが「空気が読める人」と評価されれば、いろいろなコミュニケーションの場面で得をするでしょう。
しかし「空気が読める人」と評価を得るには、長い長い積み重ねが必要です。
「空気を読む」ことはコミュニケーションにおいて役に立ちます。
しかしすぐには役に立ちません。継続は力なり。
日々の積み重ねが大事なのです。