中学校の給食費はいくら?
日本の中学校の給食費の平均月額は5,121円となっています。
一食あたりで見るとおよそ300円、年額で56,331円となっています。
解説
給食の平均年額・月額・一食当たりの金額
文部科学省の「学校給食実施状況等調査-令和3年度結果の概要」によると、中学校の給食費の平均月額は5,121円となっています。
中学校は夏休みなどで長期間給食がない月があります。
このため「給食費月額」とは年額を11か月で割った数字とされています。
以上を踏まえると、中学校の給食費の月額は5,121円、年額は(月額を11で掛けて)56,331円となります。
さらに、中学校の給食の回数は年間およそ188回となっています。
年額が56,331円を年間給食回数は188回で割ると299.63297……。
給食は一食あたり(四捨五入すると)およそ300円となっています。
地域別の給食費や給食回数
給食の回数や給食費は地域によって差があります。
例えば給食回数を見ると東京都は185回、長野県・岐阜県・大分県は198回、神奈川県は173回となっています。
長期休暇の日数などが関係しているのでしょう。
こういった給食の回数や地域の物価によって給食費も微妙に異なります。
東京都の場合は月額5,377円。富山県では5,836円、茨城県では4,452円となっています。
給食の普及率と給食費の傾向
給食がある学校は全体の95.6%となっており、大多数の子供達は学校で給食を食べることができていると言えます。
また完全給食(主食、おかず及びミルクから成る給食)の実施率は94.3%であり、ほとんどの学校の給食が「完全給食」であることもわかります。
物価高騰などもあってか、給食費は前回の文部科学省の調査時よりも増額されていることがわかります。
しかしながら平成30年の4,343円から令和3年の4,477円というように、大幅な増額とまでは言えないでしょう。
参考資料
『学校給食実施状況等調査-令和3年度結果の概要』(文部科学省)2023年4月29日閲覧