LINEのやりとりの終わり方
LINEは気楽にやりとりができる反面、その気楽さや既読機能からやめどきがわからないということが度々あります。
LINEって、どういうふうにしたら気まずくなく終われるのでしょう?
人とのやりとりは状況によるので一概には言えませんが、
「今日はありがとうございました。ではまた」
のように、
「感謝の気持ち」と、「また会う機会があるような好意的な気持ち」を合わせた言葉で締めるのが無難です。
以下、これらの根拠を。
どんなやりとりが終わりにくいのか?
LINEのコミュニケーションに関する西川勇佑氏の論文によると、
重要性や緊急性が低い内容のときほど終了が見出しにくく、ダラダラ会話が続いてしまう傾向があるようです。
自分から終わることの気まずさは、誰しもが心当たりのあるところでしょう。
では、そのようなコミュニケーションに対して、人はどのような流れで終わりを見出しているのでしょう?
よくある終わり方のパターン
先述の論文によると、日本の文化の場合、電話などでのやりとりの終わり方としては
・感謝やお詫びの表明を繰り返す
・社会的接触を行う取り決めをする
のパターンを使うことが多いようです。
「感謝やお詫びの表明を繰り返す」とは、
A「今日はありがとうございました」
B「いえいえ、こちらこそありがとうございました」
というふうに感謝で締めくくったり、
A「今日はすみませんでした」
B「いえいえ、こちらこそ申し訳ありません」
などのように互いが感謝や謝罪を重ねていくかたちです。
「社会的接触を行う取り決めをする」とは、
A「また今度食事でも」
とか、
A「ではまた」
などまた会う口実で終わりにするパターンです。
LINEでよくある終わり方のパターン
・感謝やお詫びの表明を繰り返す
・社会的接触を行う取り決めをする
が、やりとりを終わらせるときによくあるパターンで、これはLINEにも共通します。
そして、LINEの場合、
「感謝」や「お詫び」や「次に会う口実」の言葉にスタンプを添えるパターンが多いです。
例えば「ありがとうございました」の言葉のあとに、キャラクターがお時儀をしているようなスタンプを送るのです。
まとめ
重要性や緊急性が低い内容のときほどダラダラ会話が続いてしまう傾向があります。
LINEって、どういうふうにしたら気まずくなく終われるのでしょう?
日本の文化の場合、やりとりの終わりとしては
・感謝やお詫びの表明を繰り返す
・社会的接触を行う取り決めをする
をよく使います。
なので、
「今日はありがとうございました(あるいは「申し訳ありませんでした」)。また○○の機会ではよろしくお願いします」
といったように、
感謝(あるいは謝罪)と次に会う口実を合わせるといいでしょう。
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参考資料
『LINE コミュニケーションの特性の分析』(東京都市大学)2018年9月24日検索