「マグフォーマー」のレビュー
- 興味性:★★★
(子供が夢中になれるかどうか) - 知育性:★★★
(遊ぶことで子供の成長や発達を促せるか) - アクセス:★★
(購入しやすい、片付けやすい、壊れにくいなど) - クオリティ:★★★
(凝った作りや新しい試みなどおもちゃ自身のクオリティ)
マグフォーマーの評価は上記のような感じです。
マグフォーマーはおしゃれなブロックという位置づけかなと思います。
基本は自分で何かを作るブロック遊び。
各パーツをくっつけるのがはめ込みではなく磁石である点がおもしろいですが、
磁石を使っているぶん「電子機器のそばで遊ばないでね」と親目線では思ってしまうかもしれません。
お値段はセットでそろえると1万は超えるのでちょっとお高め。
「マグフォーマー」とは?
カラフルでいろいろな形に磁石が埋め込まれておりくっつきます。
いろいろな形を作れる、要するにブロックの類のおもちゃですね。
画像のようなボールの形状や、タイヤパーツを買い足すことで車など様々な形を作ることができます。
「マグフォーマー」を小児発達学的に考察
ブロック遊びは何を作るか、どう遊ぶかでその対象年齢は幅広いです。
これはお絵描きにも通じるところですね。
何を描くかでその子の成長が垣間見えます。
一般に、
4~5歳頃のお子さんは「思った物」を絵にします。
つまり上手いか下手かは別として、「お花」を描く「犬」を描くというような感じです。
これが
5~6歳頃になると「思ったシチュエーション」を絵にできてきます。
「お花に水をお母さん」「犬と遊んでいる自分」といった感じです。
ブロック遊びもこの考えが応用できるでしょう。
つまり
ブロックで何か「物」を作っているのか、「シチュエーション」を作っているのか。
シチュエーションで作れるというのは子供の創造性が1ステップ上がった初見かもしれません。
まとめ
おもちゃは自由に遊んでいいものです。
ましてや、「これはこの子の教育に良いか」なんて親が考えて与えても子供にとっては窮屈なものです。
子供自身の興味を大切にしてあげればいいのです。
しかし一方で、
「そのおもちゃがどんなおもちゃなのか」ということを理解しておくと、役に立つことがあります。
親がそのおもちゃがどういうおもちゃなのか理解することが大切なのです。
以上を踏まえた上であくまで目安として、おもちゃを5段階評価してみます。
- 5点:興味性・知育性・アクセス・クオリティ いずれも「とても」高い
- 4点:興味性・知育性・アクセス・クオリティ いずれも高い
- 3点:普通。子供や親の遊び方次第。
- 2点:夢中になりやすいけど知育性は低い、知育性は高いけど子供からしたらつまらない。などアンバランス。
- 1点:興味性・知育性・アクセス・クオリティ いずれも高くない
の5段階評価です。
この考えでいくと、
「マグフォーマー」は3点かなと思います。
パーツが大きくて使いやすく、磁石でくっつくというおもしろさがあります。
一方で、その性質から作りたい形を再現するのは他のブロックと比べるとやや難しいかもしれません。
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