マンカラ・カラハの遊び方
マンカラは同じ用具でも様々なルールがあります。
マンカラの中で最も認知度が高いオーソドックスなルールの1つが「カラハ」です。
以下、駒として使うおはじきのことを「石」、石を入れる12か所のくぼみを「くぼみ(小)」、横一列の自分側6つのくぼみを「陣地」、両端の大きいスペースを「くぼみ(大)」とします。
解説
概要や位置づけ
- 2人対戦(道具が複数あれば何人でも可能)
- 自分のくぼみ(大)に多く石を入れた人が勝ち
- マンカラの中ではスタンダードなルールの1つ
マンカラはアフリカや東南アジアが発祥とされますが、現代では世界中で楽しまれているボードゲームです。
マンカラの数あるルールのうち、世界中で楽しまれる王道ルールの1つが「カラハ」です。
陣地から石をなくした人が勝ちであるベーシックルールと比べると若干複雑なルールですが、そのぶん戦略性が増しています。
ルールの難易度と戦略性のバランスが良く、大人と子供が一緒に楽しみやすいルールです。
ルール
- 準備として、全てのくぼみ(小)に石を4つずつ入れます。(3つで行う場合もあります)
- じゃんけんなどで順番を決めてゲームスタートです。
- 自分の番、プレイヤーは陣地のくぼみ(小)のどれか1つを選び、石を全て手に取ります。
- 手に取った石を右隣りのくぼみに1つずつ飛ばさず置いていきます。
- 手に取った石が多い場合は、相手陣地にも置いていきます。つまり石は反時計回りに1つずつ置いていきます。
- ただし相手のくぼみ(大)には石は入れません。くぼみ(大)を使うのは自分の方のみです。
- 最後の1個が入るくぼみが、くぼみ(大)であったら、その人はもう1回できます。そうでなければ交代します。
- 最後の1個が入るくぼみが、陣地の空のくぼみ(小)であれば、その石と対面する相手のくぼみ(小)の石ももらうことができます。もらった石は自分のくぼみ(大)に入れます。そして交代となります。
- 以後これを繰り返します。くぼみ(大)から石を取ることはできません。
- こうして、回を重ねるごとにくぼみ(小)の石は減っていき、くぼみ(大)に集まっていきます。
- どちらかの陣地の石が全てなくなったら終了です。
- お互いのくぼみ(大)の中の石が多かった方が勝ちとなります。
参考資料
『マンカラ』(日本レクリエーション協会)2022年11月5日閲覧