マンカラ・スンカの遊び方
マンカラのルールにおける「スンカ」は「カラハ」に類似した内容です。
マンカラのルールの中では、自分の番が長いという特徴があります。
以下、駒として使うおはじきのことを「石」、石を入れる12か所のくぼみを「くぼみ(小)」、横一列の自分側6つのくぼみを「陣地」、両端の大きいスペースを「くぼみ(大)」とします。
解説
概要や位置づけ
- 2人対戦(道具が複数あれば何人でも可能)
- 石を多く取った人が勝ち
- 石の動かし方・取り方は基本はカラハと同じ
- 最後の石が空のくぼみで止まるまで自分のターンが続く
スンカはフィリピンで有名なマンカラの遊び方です。
石の置き終わりが空のくぼみでない限り自分のターンが続くので、交代までの時間が長いのが特徴です。
スンカはカラハよりも先読みがしにくく、戦況が最後までわからないのがゲームとしてのおもしろさと言えます。
ルール
- 準備として、全てのくぼみ(小)に石を4つずつ入れます。(3つで行う場合もあります)
- じゃんけんなどで順番を決めてゲームスタートです。
- 自分の番、プレイヤーは陣地のくぼみ(小)のどれか1つを選び、石を全て手に取ります。
- 手に取った石を右隣りのくぼみに1つずつ飛ばさず置いていきます。
- 手に取った石が多い場合は、相手陣地にも置いていきます。つまり石は反時計回りに1つずつ置いていきます。
- ただし相手のくぼみ(大)には石は入れません。くぼみ(大)を使うのは自分の方のみです。
- 最後に入れたくぼみ(小)にすでに石が入っているなら、それごと取って再度石を撒いていきます。
- つまりスンカは空のくぼみで止まるまで自分の番が続きます。
- 最後の1個が入るくぼみが、陣地の空のくぼみ(小)であれば、その石と対面する相手のくぼみ(小)の石ももらうことができます。もらった石は自分のくぼみ(大)に入れます。そして交代となります。
- 最後の1個が入るくぼみが、くぼみ(大)であったら、その人はもう1回できます。
- 以後これを繰り返します。くぼみ(大)から石を取ることはできません。
- こうして、回を重ねるごとにくぼみ(小)の石は減っていき、くぼみ(大)に集まっていきます。
- どちらかの陣地の石が全てなくなったら終了です。他方に残っている石は、その陣地の人の物になります。
- 石が多かった方が勝ちとなります。
参考資料
『マンカラ』(日本レクリエーション協会)2022年11月5日閲覧