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マスカルポーネチーズはいつから食べさせていい?
子供にマスカルポーネはいつ頃から食べさせていいものなのでしょう?
子供にマスカルポーネを食べさせる場合、早くて7~8か月頃から食べられないことはないですが、1歳半以降でも十分ではないかと考えられます。
もちろん子供に食物アレルギーなどがある場合はその限りではありませんので、医師の指示に従いましょう。
また子供の成長には個人差があるので、最終的にはその子の状況を見ながらの判断となります。
解説
マスカルポーネとは?
マスカルポーネとは、生クリームで作られたチーズです。
同じくクリームで作られたチーズにクリームチーズがありますが、比して酸味が少ないのがマスカルポーネの特徴です。
ティラミスなどお菓子の材料として使われることも多いチーズです。
マスカルポーネの栄養素
文部科学省の食品成分データベースを参考にすると、
マスカルポーネの栄養素は100gあたり
- カロリー:273kcal
- タンパク質:4.4g
- 脂質:28.2g
- 炭水化物:4.3g
- 食塩相当量:0.1g
となっています。
比較対象として、例えばベビーチーズなどとしてスーパーでよく見かけるプロセスチーズは以下のようになっています。
- カロリー:313kcal
- タンパク質:22.7g
- 脂質:26.0g
- 炭水化物:1.3g
- 食塩相当量:2.8g
その他の種類のチーズと比べても、マスカルポーネは塩分が少ないチーズです。
一方で、脂質に関しては他のチーズと比較すると以下のようになります。
- チェダー:33.8g
- クリーム:33.0g
- パルメザン:30.8g
- ブルー:29.0g
- ゴーダ:29.0g
- マスカルポーネ:28.2g
- プロセス:26.0g
- カマンベール:24.7g
- モッツァレラ:19.9g
- リコッタ:11.5g
- カッテージ:4.5g
このように、マスカルポーネはチーズの中では脂肪分が高くも低くもない中間的な傾向がうかがえます。
離乳食におけるチーズ
厚生労働省による「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳が進むにつれて塩分・脂肪分の少ないチーズを食材に用いてもよいとされています。
一般に離乳食は、
- 離乳初期(5~6か月)
- 離乳中期(7~8か月)
- 離乳後期(9~11か月)
- 離乳完了期(1歳~1歳6か月)
と大きく4段階に分けられます。
このうち乳製品の摂取が段階的に始まるのが離乳中期であり、生後7~8か月頃に相当します。
マスカルポーネを与える時期
マスカルポーネは柔らかくクリームチーズなどと比べれば食感も軽いため、食べやすいチーズであると言えます。
一方で、脂肪分はそれなりにあるため、離乳食期にあげるチーズの候補としては挙がりにくいかもしれません。
離乳食期にチーズを食べさせるのであれば、カッテージチーズやリコッタチーズなど塩分・脂肪分の少ない物からがいいでしょう。
マスカルポーネは離乳食が完了した1歳半以降でも遅いことはないでしょう。
参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索
『食品成分データベース』(文部科学省)2022年1月15日検索
『チーズの種類』(meiji)2022年1月15日検索
『チーズの種類』(チーズクラブ 雪印メグミルク)2022年1月23日検索