メタコミュニケーションとは?
メタコミュニケーションとは、他者とのやりとりの中で自分の言動を客観視し制御できる力のことです。
相互的なコミュニケーションには、メタ認知(自身を客観的に認知する)の力が必要です。
以下、子供の言葉の発達とメタコミュニケーションについて見ていきます。
解説
幼児期の会話の発達
子供の言葉の発達、とりわけ会話に着目した言語検査に「質問―応答関係検査」というものがあります。
質問―応答関係検査は、定型発達児のデータを参考にしており、発達過程で自然に見られる会話の特徴がいくつか挙げられています。
そして幼児期の会話にはいくつかの発達段階があると考えられ、そのうちの1つがメタコミュニケーションの段階です。
発達段階は「無反応・現前事象」「自己経験・連想」「言語ネットワーク」「メタコミュニケーション」の4つが想定されています。
このうちメタコミュニケーションは幼児期の中で最も高い段階と考えられています。
メタコミュニケーションの発達
メタコミュニケーションは5歳前後から可能になってくると考えられます。
この時期になると自分や相手の知識(知っていること)を客観視しながら会話を行うことができはじめます。
これにより、「要約」や「語義質問」が可能となっていきます。
つまりメタ的なレベルのコミュニケーションが可能になると、子供は相手に合わせて話を端折ったり、逆に丁寧に話したりすることができはじめます。
また自分が何を知らないかを客観視できるため、知らないことやわからないことをその都度相手に質問することができるようになっていきます。
幼児期の会話の特徴一覧
参考資料
『質問―応答関係検査1―検査の作成とノーマルデータ―』(日本音声言語医学会)2023年11月13日閲覧
『質問―応答関係検査2―質的分析と会話能力の段階設定―』(日本音声言語医学会)2023年11月13日閲覧



