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悩みに対する考え方
- 最悪の事態を想定する。
- 最悪の事態を覚悟する。
- 最悪の事態を軽減できるよう、自分のできることをする。
多くの場合、悩んでいるときはどうしたらいいのかわからず、心がそわそわするものではないでしょうか。
どうなるかわからない不安、心が揺れ動く苦悩。
避けられない悩みに対して今自分はどのような心持でいるべきか。
そういった悩みに対して役立つと思われるのが、カーネギーが提唱する不安解消のための「魔術的公式」です。
デール・カーネギーの著書「道は開ける」を参考に、悩みに対する処世術について考えていきます。
解説
「道は開ける」について
「道は開ける」とは、アメリカの作家であるデール・カーネギーが書いた悩みに対する考え方の本です。
悩みや不安は誰もが経験し、場合によっては心身を害する人も少なくありません。
しかし多くの人は悩みに対する具体的な解消法や考え方を学んだり指導を受ける機会がありません。
そのことに問題意識を持ったカーネギーは、悩みに関する研究資料や人々の実体験を集約し、「道は開ける(原題「How to Stop Worrying and Start Living」)を完成させます。
「道は開ける」は、「悩んだときにはどうすればいいか」のヒントを与えてくれる世界的名著と言えます。
「道は開ける」には悩みに対する様々な考え方や工夫が記されていますが、そのうちの一つがこの3段階の思考方法です。
悩みに対する公式
最悪の事態を想定する
不安の解消法のためにまず行うことは、「最悪の事態を想定する」ことです。
最悪の事態を想定することは辛いですが、少なくとも「何が起こるかわからない」といった漠然とした不安を解消することができます。
最悪の事態を覚悟する
最悪の事態を予測したら、今度は最悪の事態をやむを得ない場合は受け入れる覚悟をします。
これも辛い事かもしれませんが、非常に大切な段階です。
不安を解消し悩みを克服するためには、事態を受け入れて前向きな行動に移らなければならないからです。
ちなみに、「最悪の事態を想定する」「最悪の事態を覚悟する」ということを日々行っていると意外な発見があります。
それは、思った以上に「最悪の事態」は起こらないということです。
こういった発見は、今後の悩みに対する自分の考え方にも影響を与えるでしょう。
最悪の事態を少しでも好転させるよう努力する
そして第3段階。
最悪の事態を予測し覚悟したら、それを少しでも改善できるよう今自分にできることを冷静に行っていきます。
この段階までくると、「自分が今何をすればいいのか」が明白なので迷いがなくなり心の負担が軽くなります。
言葉にすると非常にシンプルですが、悩んだときこそこの3つの段階を踏まえることは不安解消に役立つでしょう。
参考資料
D・カーネギー『道は開ける』創元社、1999年


