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0~3歳のモンテッソーリ教育
日本モンテッソーリ教育綜合研究所の見解によると、
モンテッソーリ教育では幼児期を前期(0~3歳まで)と後期(3~6歳まで)の2つに分けて考えます。
このうち後期(3~6歳まで)については以下の7つの分野を念頭に活動を行います。
解説
日常生活の練習
ハサミで切る、ボタンをはめる、コップに水を注ぐといった生活における基本的な動作を経験します。
また、洗濯板で洗濯を体験したり、包丁を使って野菜を切るなど生活の自立に関わるような活動も経験します。
感覚教育
- 対にする
- 段階づける
- 分類する
などを念頭に置いた感覚教具を用いて経験を積んでいきます。
大きさが段階的に異なる積み木を積んだり、色でカードを分類するなどです。
色や形が豊富な教具を用いながら、それらの規則性や共通点を遊びながら見出していきます。
言語教育
絵カードや平仮名チップを使って言葉や文字に興味を持っていきます。
動物のミニチュアに、その名前の文字チップを並べるなど遊びながら言葉を学んでいきます。
算数教育
数字カードだけでなく、実際に数えることができる物を使って数量を意識できるようにします。
数字や数が表す具体的な量をイメージできることは、後の計算能力にも関わってきます。
文化教育
小学校における理科や社会に相当します。
動植物や地学、歴史や地理を教具を使って遊びながら学びます。
子供用の地図や国旗、時計を使った遊びなどです。
全体の解説
参考資料
『実行機能の初期発達,脳内機構およびその支援』(心理学評論刊行会)2021年11月6日検索
『子どものための物理的環境とは何か モンテッソーリ教育の場合』(人間環境学研究会)2022年6月25日検索
『日本モンテッソーリ教育綜合研究所』2022年6月25日検索
『モンテッソーリ教育から学ぶこと』(安全工学会)2022年6月25日検索