七草粥は何歳から?
子供に七草粥は何歳頃から食べさせていいものなのでしょう?
家庭の方針やその子の発達状況もよるのであくまで目安ですが、
子供に七草粥を食べさせるなら、生後9か月前後からになるのではと考えられます。
以下、これらの根拠に触れていきます。
七草粥を食べることと子供の発達
七草粥の性質
せり・なずな・すずな(かぶ)・すずしろ(大根)・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ。
文字通り七草粥は7種類の野菜を入れたお粥になります。
七草粥は野菜と米で作られたお粥なので、離乳食期からでも食べられる料理であると考えられます。
ただし離乳食期にも段階があるので、
子供に七草粥を食べさせる場合は、その子の状況に合わせて食材の柔らかさやアク抜きの程度を配慮してあげる必要はあります。
離乳食期の解説
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると、
一般に離乳食の時期とは生後5か月頃から18か月頃までの期間に相当します。
このうち生後5か月~6か月は離乳初期にあたります。
離乳初期はつぶし粥やすりつぶした野菜が離乳食の主な内容になります。
このことから、すりつぶせば生後5、6か月でも七草粥は食べられるかもしれませんが、一般的なお粥の形状の物を食べるのは不適切な時期と考えられます。
続いて生後7~8か月が離乳中期にあたり、こちらは全粥。
生後9~11か月が離乳後期にあたりこの頃になるとお粥だけでなく軟飯(柔らかく炊いたご飯)も食べることができるようになってきます。
このような背景から、
七草粥を食べるのであれば、離乳中期ないし後期にあたる生後9か月前後が1つの目安になることが予想できます。
七草粥を食べさせるときに気をつけること
離乳期の子に七草粥を食べさせる場合、野菜のアク抜きや味付けにより配慮するといいでしょう。
野菜は柔らかく煮込みます。
具体的には
離乳中期(7~8か月)であれば舌でつぶせる程度の硬さ、
離乳後期(9~11か月)であれば歯茎でつぶせる程度の硬さにします。
味付けについては調味料を少なくし、薄味になるよう配慮します。
補足記事
参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検