「なれあい型」の学級とは?
「なれあい型」の学級とは、個別対応・配慮を重視する一方で、全体としてのルールや規範の確立が弱いクラスのことです。
生徒一人一人への配慮は大切であるものの、学級全体での協調活動が弱く、集団としての学び合いや人間関係を深める機会が乏しいことに課題があります。
学級経営の観点からは、学級内のルールが定着しつつ親和的な人間関係が形成される「満足型」の学級が望ましいと考えられています。
解説
学級集団の分類
学級の雰囲気はどのような生徒で構成されるかもさることながら、担任がどのような学級経営を行うかでも変わってくるでしょう。
早稲田大学の河村茂雄は、学級集団のタイプをいくつかに分類しています。
具体的には「満足型」「管理型」「なれあい型」「荒れ始め型」「崩壊型」です。
このように「なれあい型」は学級集団におけるタイプの1つです。
学級経営は「満足型」が望ましく、「管理型」「なれあい型」「荒れ始め型」「崩壊型」にはそれぞれ課題や問題点があることが指摘されています。
なれあい型学級の特徴
なれあい型学級は生徒一人ひとりへ細やかな配慮を行う一方で、集団としてのルールの厳守を厳しく迫ることができません。
個別指導や配慮の重要性が高まり、一斉指導を強く推進できなくなったゆえの学級スタイルと言えます。
個別の配慮や指導が重要視されることが大切なことではあります。
一方で、なれあい型学級はクラス全体としてのまとまりが弱い傾向にあります。
このため生徒達は少人数の閉じたグループを作ってしまい、人間関係を広げる機会が乏しくなる傾向にあります。
なれあい型学級では建設的な学び合いや学級全体での共同活動が乏しいことに課題があります。
これは集団での人間関係の経験がなれいあい型学級では不足する可能性を示しています。
なれあい型学級で生じやすいいじめ
学級経営のタイプ
参考資料
河村茂雄、武蔵由佳(2008)『学級集団の状態といじめの発生についての考察』(日本教育カウンセリング学会)2024年6月8日閲覧



