アセスメントにおけるスクリーニング検査の役割
アセスメントとは物事を客観的に評価する方法を指します。
スクリーニング検査とは、対象を発見するための手段であり要するに「ふるい分け」の方法を指します。
発達障害児の支援においては先立ってアセスメントが必要であり、そのためには適切なスクリーニングを行えることが重要です。
スクリーニング検査の位置付けや、基本的な考え方について見ていきます。
解説
簡便さ
スクリーニング検査はできるだけ簡単・短時間で実施できるものが望ましいです。
なぜならばスクリーニング検査は専門家ではない人が実施したり、一度にたくさんの対象者に実施することが想定されるからです。
このため検査の精度は維持しつつ、できるだけ簡単で短時間に、可能であれば場所を選ばず実施できる検査がスクリーニング検査として適しています。
低コスト
たくさんの人に実施する観点から、スクリーニング検査は低コストで実施できるの越したことはありません。
コストの程度は導入のしやすさにも直結するでしょう。
専門機関につなぐ役割も持つスクリーニング検査は、様々な場所で導入しやすい性質が求められます。
感度の高さ
スクリーニング検査は特異度よりも感度の高さを優先する必要があるでしょう。
もちろん特異度・感度どちらも高いほうがいいですが、どちらかを優先するのであれば感度の高いものを使用する方が用途に合うと言えます。
なぜならば、スクリーニング検査は「ふるい分け」の役割を担うことが多いため、対象の「見落とし」「取りこぼし」が少ない検査を用いたほうがいいからです。
感度・特異度とは?
参考資料
井伊智子・林恵津子・廣瀬由美子・東條吉邦(2003)『高機能自閉症スペクトラム・スクリーニング質問紙(ASSQ)について』(国立特別支援教育総合研究所)2025年3月15日閲覧
酒井彩子・是枝喜代治・東條吉邦(2003)『高機能自閉症スペクトラム・スクリーニング質問紙(ASSQ)に関する検討』(国立特別支援教育総合研究所)2025年3月15日閲覧
伊藤 大幸・松本 かおり・髙柳 伸哉・原田 新・大嶽 さと子・望月 直人・中島 俊思・野田 航・田中 善大・辻井 正次(2014)『ASSQ日本語版の心理測定学的特性の検証と短縮版の開発』(公益社団法人 日本心理学会)2025年3月15日閲覧


