日記を書けるのは何歳から?
子供が自分で日記を書くことができるようになるのは何歳頃からでしょう?
自分で今日の出来事を思い出し、それを文章にする。
簡単な内容でもいいので、日記という体裁をとることができるようになるのはいつ頃でしょう。
家庭状況や習慣にもよるので個人差は大きいですが、
子供が日記を書けるのは6~8歳頃です。
子供の発達と日記を書くことの解説
過去を思い起こすこと
日記を書くには、今日の出来事を思い出し、それを言葉にする力が必要です。
過去の出来事を言葉で表現できるのは何歳頃からなのでしょうか。
言葉や文章を話し始めて日が浅い2~3歳頃は、「今」「ここ」のことを主に話します。
過去のことを記憶していても、それを言葉にすることがまだできません。
子供はおおむね4~5歳頃から、昨日のこと、つまり過去のことを話すことができはじめます。
そして5~6歳頃には、毎日の出来事を話す力がついてきます。
この頃には「今日は保育園で何したの?」といった親子の会話が弾んでくるでしょう。
読み書きの発達
日記を書く場合、過去の出来事を言葉にし、さらにそれを文字に起こせないといけません。
先述のように、5~6歳頃には出来事を思い出しそれを言葉にする力がずいぶんとついてきます。
そして5~6歳という時期は、文字を読み書きできるようになってくる時期でもあります。
はじめは自分の名前など特定の文字を書くことができはじめ、6歳前後には平仮名50音を一通り書くことができるようになっていきます。
日記を書くこと
子供の発達を見る検査に、
S-M社会生活能力検査
というものがあります。
幼児期・学童期と比較的幅広い年齢帯で発達を見ることができる検査です。
言語能力や運動能力といった機能的な力だけでなく、検査の名前通り生活習慣に着目した項目も豊富な点が特徴と言えます。
上記によると、
簡単な日記を書くことは、6歳半から8歳5か月相当の発達であると考えられています。
おおむね小学校1年生から2年生に相当します。
これらから、日記を書くことができる目安の時期は、およそ小学校低学年頃と考えることができます。