聴力検査

耳音響放射(OAE)とは?|内耳と蝸牛を診る新生児聴覚スクリーニング検査

公開日:2021年8月10日


 
 

耳音響放射(OAE)とは?

 耳音響放射とは、内耳の機能を診る聴力検査です。
 音を聞いてもらい蝸牛の反応を診ます。

「Otoacoustic Emissions」の文字を取って「OAE」とも呼ばれます。
 読み方は「オーエーイー」とアルファベットをそのまま読みます。

 
 
 

解説

耳音響放射(OAE)の仕組み

 音を聞いたとき、聴覚器官の1つである蝸牛(の外有毛細胞)から音が発生することがわかっています。
 つまり音を聞いてもらいそのときに蝸牛から音が発生しているかがわかれば、内耳の機能を診ることができます。

 このように音を放射し蝸牛の反応を診るのが耳音響放射(OAE)です。

 
 

耳音響放射(OAE)の意義(メリット)

 耳音響放射(OAE)の意義はそれが他覚的検査であるという点が挙げられます。

 音が聞こえるか本人に答えてもらうような検査を「自覚的検査」、OAEのように機械で客観的に数値がわかる検査を「他覚的検査」と言います。

 自覚的検査は当然ながら、こちらの指示を聞いて答えてくれるような人・状況でなければ検査が成立しません。
 そのため新生児などには自覚的検査ではなく他覚的検査の実施が必要になります。

 耳音響放射(OAE)は新生児の聴覚スクリーニング検査で用いられる検査の1つです。

 
 

耳音響放射(OAE)のデメリット

 OAEの注意点は、内耳の検査でありそれよい中枢の障害は判定できないことが挙げられます。

 また、耳垢や中耳の滲出液は結果に影響するので、正確に検査するためには耳の状態把握が重要となります。

 
 

歪成分耳音響放射(DPOAE)検査とは?

 歪成分(結合音)耳音響放射(DPOAE)は、OAEの具体的な種類の1つです。

 「Distortion Product」が付くので「DPOAE」となります。

 DPOAEは測定の際に使う音に結合音を用います。

 
 
 

そのほかの他覚的検査

 
 
 

参考資料

『乳幼児聴力検査の適応年齢に関する-考察』(日本小児耳鼻咽喉科学会)2021年7月25日検索

『小児聴力検査に要する時間に対する年齢および発達の影響』(一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)2021年7月25日検索

『小児聴力検査』(宮崎県身体障害者相談センター)2021年7月25日検索

『乳幼児聴力検査』(滋賀県立小児保健医療センター)2021年7月25日検索

『新生児の聴力検査』(日本産婦人科医会)2021年7月27日検索

『新生児聴覚スクリーニング検査について』(日本産婦人科医会)2021年7月27日検索

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