お団子は子供に何歳から?
お団子を子供に食べさせる場合、早くて3歳以降、もう少し無難にいくなら5歳以降がひとつの目安になるのではと考えます。
いずれにおいてもその子自身の成長の様子を見ながら、気をつけて行うことが大切です。
子供がお団子を食べることの解説
子供の咀嚼能力の発達
お団子はその弾力から、「子供がきちんと噛めるかどうか」が気になる点になります。
子供の噛む力は、どのように成長していくものなのでしょう?
物を上手に噛むには奥歯(臼歯)の力が必要不可欠です。
厚生労働統計協会にある論文を参考にすると、
臼歯が物を噛むことを営むようになるのは一般に1歳8カ月以降と言われています。
さらに、臼歯が生えそろうのは2歳6カ月~3歳6カ月頃とされてます。
これらから、
子供は幼児期後半(3歳~6歳)に咀嚼能力が徐々に習熟していくと考えられます。
子供の窒息事故
厚生労働省の調査によると、
食品による窒息事故で最も多い食材は「お餅」です。
お餅とお団子は厳密には異なるでしょうが、特性としては通ずるものがあります。
お餅による窒息事故で最も多い年齢層は高齢者ですが、幼児期にも窒息事故は起こりうる事故です。
幼児あるいは子供の窒息事故に絞った場合、窒息事故が起こりやすい時期は何歳くらいなのでしょう。
子供の場合、窒息事故が最も多い年齢層は1~4歳の時期です。
だから5歳以降なら安心かと言えばもちろん過信はいけないですが、少なくともひとつの参考にはなります。
参考資料
『窒息事故の詳細分析について(食品①)』(内閣府)2019年3月21日検索
『「食品による窒息の現状把握と原因分析」調査について』(厚生労働省)2019年3月21日検索
『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』(厚生労働統計協会)2018年5月6日検索
『歯・口の健康づくりの理論と基礎知識』(文部科学省)2018年8月7日検索
『歯の健康』(厚生労働省)2018年1月6日検索
『幼児の咀嚼機能発達支援を通した口腔機能発達をめざす 食育プログラムの効果』(日本食育学会)2018年10月25日検索