幼児期のお絵描きの発達
「これ、お母さん」
そう言いながら子供が描いた絵をプレゼントしてくれると親としては嬉しいですよね。
子供の書いた絵やお手紙は親にとっての宝物。
お絵描きは遊びの1つではありますが、筆記能力や想像力という観点から見ると大切な成長の指標でもあります。
一般的に、
お絵描きは4歳以降、読み書きは5歳以降からそれなりに成立してきます。
絵にしても文字にしても、上達する上で一番大切なことは興味を持って楽しむことです。
興味がなければしないからです。
教えるのは二の次で、
大人が一緒にお絵描きや字を書くことを楽しむこと。
できたらたくさん褒めてあげること。
そういった時間や経験の共有が何より大切です。
子供の成長とお絵描き
年齢別のお絵描きの発達
まとめ
全体の流れとしては、
まずは子供のお絵描きはなぐり書きから始まります。
小さいうちは思いっきり書いて楽しむことが大切です。
次第にまっすぐな線が引けてきます。
ぐるぐる丸だったなぐり書きが、次第にきちんとした丸、つまり円になっていきます。
そして徐々に図形のレパートリーが増えていきます。
丸だけではなく、四角や三角が書けるようになってきます。
形が書けるようになっていくことと併行して、
人の顔をイメージし書けるようになってきます。
初めは丸に目と口のようなシンプルなものが、次第に凝っていきます。
顔の部分だけでなく、身体も書くようになってきます。
しかし初めは顔から手や足が直接出ている絵かもしれません。
初めはそれでいいのです。
次第に胴体がつき、洋服や靴など装飾品にも目が向くようになっていきます。
そうやって絵が上手になる中で、文字にも興味が出てきます。
初めは得意な文字や得意な言葉だけを読み始めるでしょう。
全部読むのはそのあとです。
初めは鏡うつしの文字を書くかもしれませんが、それも子供の発達家過程にはよくあることです。
試行錯誤しながら子供は成長していきます。
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