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思いやり尺度とは
日本心理学会の研究に、その人の「思いやり」の程度を客観的に評価する試みがあります。
思いやり尺度は思いやりの定義を「向社会的行動」「共感能力」「直感的理解(察し)」の3つと考え、質問紙の方式で思いやりを客観的に測定します。
解説
思いやり尺度の内容
思いやり尺度は各質問に対して5段階で答えてもらいます。
つまり各質問に対して「1:全く当てはまらない」「2:やや当てはまる」「3:どちらとも言えない」「4:やや当てはまる」「5:非常によく当てはまる」の5段階で答えてもらいます。
質問は逆転項目も含めて22項目あります。(内10項目が逆転項目)
質問の例としては、「つらい思いをしている人のために祈るような気持ちになることがある」などです。
逆転項目の例としては「自分は涙もろいほうだとは思わない」などがあります。
思いやりの傾向
思いやり尺度を用いた研究によると、女性のほうが男性よりも有意に高い結果となったようです。
ちなみに思いやりはしばしば協調性との関係が指摘されます。
また、日常生活場面では協調性のある人が自分のことを犠牲にし過ぎないよう独立性が心配されるケースがあります。
この研究によると、相互協調性と相互独立性はそれぞれ独立していると考えられます。
つまり思いやりを持っていることと自分を犠牲にせず大切にできることは両立できると考えられます。
参考資料
山田淳子、松田繁樹、辻延浩(2023)『小学生用・社会情動的スキル評価尺度の開発』(日本発育発達学会)2026年5月27日閲覧
山田淳子、松田繁樹(2025)『小学生の社会情動的スキルの性差および学年差~3年間の縦断データの分析~』(日本幼少児健康教育学会)2026年7月7日閲覧
内田由紀子、北山忍(2001)『思いやり尺度の作成と妥当性の検討』(公益社団法人 日本心理学会)2026年7月31日閲覧


