コミュニケーションの対象年齢考察

鬼ごっこは何歳からできる?|子供の遊びとコミュニケーションの発達

公開日:2020年10月31日


 
 

子供が鬼ごっこをできるのは何歳から?

子供が鬼ごっこをできるようになるのは何歳頃からでしょう?

鬼ごっこのルールを理解して、逃げる役・追いかける役(鬼)の双方をこなせるようになるのは何歳頃なのでしょう。

個人差はありますが、

鬼ごっこを理解しできるようになるのは4歳後半頃からです。

 
 
 

鬼ごっこと子供の発達

子供の発達を見る検査に、
津守式乳幼児精神発達質問紙
というものがあります。

子供の発達を全体的に見ることができる問診形式の検査です。

上記検査より鬼ごっこに関する発達の目安を見ると、

鬼ごっこで鬼の役として友達を追いかけるのは4歳6か月頃から、

高鬼(高い所にいれば鬼に捕まらないという追加ルール)など、アレンジされたルールも理解し対応できるのは5歳6か月頃から、

ただ全力で逃げるだけでなく、適宜スピードを落として捕まりそうになるスリルも楽しめるのは7歳頃と考えられています。

このように、

鬼ごっこの概要は4~5歳頃に理解しはじめ、以降により巧みな遊び方・楽しみ方ができはじめると考えられます。

 
 
 

相互性・社会性の発達から見た鬼ごっこ

鬼ごっこは複数の子供同士で行う、コミュニケーション能力が必要な遊びです。

そのため子供達のコミュニケーションの発達を見るために鬼ごっこやかくれんぼといった遊びはよく取り入れられます。

個人的にも鬼ごっこは子供達の発達が垣間見える非常に興味深い遊びと思います。

特に、ただルールを理解するだけでなく、スリルを楽しめているかというのは非常に重要な点だと思います。

追いかけるにせよ追いかけられるにせよ、相手との距離が遠すぎれば鬼ごっこは楽しくありません。

捕まるか捕まらないか。捕まえられるか捕まえられないか。

その絶妙な距離の中でのハラハラが鬼ごっこを盛り上げます。

この距離感や心のやりとり、相手を見る力が鬼ごっこには必要です。

 
 
 

おわりに

子供の発達には個人差がありますから、
あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。

実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。

鬼ごっこのルール自体は4~5歳頃に理解しはじめ、7歳頃にはスリルを楽しむといった本質の理解も進んでいきます。

時期としては年中さんから年長さんあるいは1年生頃に鬼ごっこはマスターできると考えられます。

 
 
 

参考資料

-コミュニケーションの対象年齢考察

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