その他の食べ物の対象年齢

お雑煮は何歳から食べさせていいのか?|子供の食育と窒息事故予防

公開日:2020年12月31日


 
 

お雑煮はいつから?


お正月の定番料理であるお雑煮。
お雑煮はお餅の窒息事故などが心配ですが、子供には何歳くらいから食べさせていいものなのでしょうか。

あくまで目安ですが、
子供にお雑煮と食べさせる場合は早くて3歳以降、5歳以降ならより無難と考えられます。

 
 
 

意義や具体例

お餅の咀嚼

厚生労働統計協会にある論文を参考にすると、臼歯が物を噛むことを営むようになるのは一般に1歳8カ月以降と言われています。

そして咀嚼能力が習熟していくのは3歳~6歳以降と考えられています。

子供は幼児期後半から徐々に咀嚼能力が習熟していきます。

 
 

お雑煮の性質

物を食べることを医学的には「摂食嚥下(せっしょくえんげ)」と言います。

摂食嚥下の医学的には、汁物と具材が混ざった料理は食べることの難易度が比較的高い料理の1つです。

水分である汁物と、固形物である具材ではそれぞれが口の中での動きが異なり、これらを同時に食べるためにはより繊細な口腔運動が必要だからです。

このような観点から、

お雑煮はお餅を単独で食べるよりも子供にとって難しい料理であることがわかります。

 
 

子供の窒息事故

厚生労働省の調査によると、
食品による窒息事故で最も多い食材は「お餅」です。

窒息事故は全体では高齢者に多いですが、

子供で窒息事故が最も多い年齢層は1~4歳の時期です。

だから5歳以降なら安心かと言えばもちろん過信はいけないですが、少なくとも1~4歳の時期はより注意して見守ることが大切でしょう。

 
 
 

まとめ

お餅は窒息のリスクが高い食材です。
特にお雑煮は水分もあって、一気に具材が口の中に流れ込むことが多い料理です。

小さい子供がお雑煮を食べる場合は、大人が見守りながら一口の量を適宜調整してあげましょう。

お餅を食べるなら、咀嚼能力がある程度かたちになってくる3歳以降、あるいは窒息事故のピークが終わる5歳以降が無難でしょう。

慣れないうちは食べる際に大人が手伝ってあげたり、具材を少なくして汁の中のお餅を見えやすくするなどの配慮があるといいでしょう。

 
 
 

参考資料

『窒息事故の詳細分析について(食品①)』(内閣府)2019年3月21日検索

『「食品による窒息の現状把握と原因分析」調査について』(厚生労働省)2019年3月21日検索

『Ⅱ離乳編』厚生労働省)2018年1月6日検索

『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』厚生労働統計協会)2018年5月6日検索

『歯・口の健康づくりの理論と基礎知識』(文部科学省)2018年8月7日検索

『歯の健康』(厚生労働省)2018年1月6日検索

『幼児の咀嚼機能発達支援を通した口腔機能発達をめざす 食育プログラムの効果』(日本食育学会)2018年10月25日検索

-その他の食べ物の対象年齢
-