アレルギーが気になる食品

パイナップルは何歳から食べていい?|子供の離乳食と食物アレルギー

公開日:2020年8月8日


 
 

子供にパイナップルはいつから?

子供にパイナップルは何歳頃から食べさせていいものなのでしょう?

パイナップルを食べると口周りがかゆくなるという話も聞きますし、食物アレルギーが心配な食材の1つです。

パイナップルに限らずですが、

現在の科学において食物アレルギーは解明されていない部分も多く、何歳からなら大丈夫といった明確な数字はありません。

そのためあくまで目安にしかなりませんが、

パイナップルを食べさせるなら1歳半頃から初めは過熱した物を少量食べるのが無難と考えられます。

 
 
 

食物アレルギーの予防と食べ始めの関係

アレルギーのリスクのある食材は、食べ始めを遅くするほうがいい。
というのは一般的なイメージとしてあるかもしれません。

しかしながら実際は違うようです。

日本小児アレルギー学会によると、

特定の食べ物の摂取時期を遅くすることで、アレルギーの発症リスクを下げられる科学的根拠はないようです。

さらに、研究途中ではありますが、ピーナッツなどは早く食べさせたほうがむしろリスクを下げられるといった報告もあります。

このように、

何かを食べないようにする「除去食」は、
アレルギーがすでにある子に行う方法であって、
アレルギーを予防するために行うべきではないのですね。

 
 
 

離乳食と食物アレルギー

子供の食事のレパートリーがまず最初に増えていく時期は離乳食ですね。

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると、

離乳食はおおむね1歳半頃に完了すると考えられています。

先ほど書いた通り、食物アレルギーに関しては解明されていない部分もあります。

不必要に摂取時期を遅らせる必要はないとは言えますが、具体的にどの時期に食べさせるべきかは判断が難しいところです。

しかしガイドラインにパイナップルが離乳食の食材として具体的に挙がっていないので、

パイナップルは離乳食の時期に「食べさせないといけない食材」でないことはわかります。

また、調理方法にもよるでしょうがパイナップルは筋が比較的残る食感です。

子供が歯茎で食物を潰せるようになるのは離乳食後期、歯を使うのは離乳食完了頃ですから、

パイナップルを食べさせるなら離乳食の完了間際かそれ以降が無難と考えられます。

こういった背景から、

子供にパイナップルを初めて食べさせるなら、1歳半頃が1つの目安になるのではと考えます。

 
 
 

おわりに

パイナップルのアレルギーは、種類としては「口腔アレルギー症候群(OAS)」に該当します。

口腔アレルギー症候群は、加熱などの加工処理によって軽減されることもあります。

そのため、初めてパイナップルを食べさせる際は、加熱処理した物を食べてみてもいいかもしれません。

生のパイナップルを買ってきて加熱処理してもいいでしょうし、

パイナップルの缶詰は、すでに加熱処理されていることがほとんどなので缶詰を使ってみてもいいでしょう。

ただし缶詰はシロップで漬けられ、幼いお子さんには甘すぎる味付けになっているでしょうから、シロップを洗い流すなど適宜配慮が必要です。

また、子供に何か初めての物を食べさせるなら、平日の日中がおすすめです。

万が一のときに医療機関を受診しやすいからです。

 
 
 

その他の記事

 
 
 

参考資料

『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索

『授乳・離乳の支援ガイド(2007)』(厚生労働省)2020年7月25日検索

『小児の脆弱性の要因』環境省)2018年4月30日検索

『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』厚生労働統計協会)2018年5月6日検索

『食物アレルギー』(厚生労働省)2020年7月21日検索

『食物アレルギー診療ガイドライン2016』(日本小児アレルギー学会)2020年7月21日検索

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