手先の器用さの対象年齢考察

パンにバターを塗ることができるのは何歳から?|子供の生活動作の発達

公開日:2021年2月20日


 
 

パンにバターを塗ることができるのは何歳から?

一方の手でバターやマーガリンをバターナイフなどで取り、他方の手でパンを支え、バターをパンに塗っていく。

こういった動作ができるのは何歳頃からでしょう?

個人差はありますが、
子供がパンにバターを塗ることができるのは4~5歳頃です。

 
 
 

パンにバターを塗ることの解説

パンにバターを塗る器用さ

パンにバターを塗ることは、両手がそれぞれ別の動きを行うことで可能になります。

利き手でバターナイフを持ち、非利き手でパンを支える。

左右の手がそれぞれ別の動きをし、結果としてパンにバターを塗るという1つの活動を成立させます。

人間の運動において非常に大事な要素です。

また、パンもバターも柔らかく、適切な力加減が必要になります。

子供は成長する中で、こういった体の部位の使い分けや力加減を経験していきます。

 
 

パンにバターを塗ることができる年齢

子供の発達を見る検査に、
ポーテージ早期教育プログラム
というものがあります。

子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。

上記によると、
パンにバターを塗る行為は4~5歳相当の発達と位置付けられています。

 
 
 

パンにバターを塗る練習・教え方

手先を使った活動は、非利き手で物を支え、利き手で操作をするというかたちをとることが多いです。

ボタンをはめたり、瓶の蓋を開けるといった動作も同様であり、いい練習になるでしょう。

利き手につられず非利き手が支えに徹することが、結果として利き手のスムーズな動作につながります。

また、パンもバターも柔らかいため、適切な力加減が必要です。
このあたりは、経験によるところも大きいです。

幼い頃は食べ物をこぼしてしまったりすることが多く、ついつい散らからないために大人がやってしまいがちです。

ですが、多少散らかしても子供にチャレンジさせることが、後の成長につながる場合もあります。

パンやバターを少し小分けにして、塗る練習をすることもいい経験になるでしょう。

 
 
 

参考資料

-手先の器用さの対象年齢考察

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