ピザポテトはいつから?何歳から?
ピザポテトは3歳頃から食べさせることが可能です。
ただし濃い味付けであるため食べる量は配慮が必要でしょう。
ピザポテトの堅さや形状は一般的なポテトチップスとそこまで異なる点はありませんが、味の濃さは大人でも印象的ではないでしょうか。
お菓子はあくまで嗜好品ですから、3歳以降でも可能であれば主の食事や薄味のおやつをまずは取り入れていきたいものです。
解説
ピザポテトの対象年齢
ピザポテトを製造するカルビー(Calbee)のホームページによると、ピザポテトを食べるおすすめの年齢は3歳以降と記載されています。
これはうすしお味やコンソメ味で有名な一般的なカルビーのポテトチップスと同じ年齢設定となっています。
子供の食事面の発達
子供は1歳半頃に離乳が完了し、徐々に離乳食ではない食事のレパートリーが広がっていきます。
そして3歳前後は臼歯(奥歯)も生え揃えていき、咀嚼がより上達していきます。
ピザポテトをはじめポテトチップスは堅さはあるものの薄くパリッとした食感です。
このため3歳頃であれば十分噛んで食べることができるでしょう。
ただし、ポテトチップスの類は噛んだ後も堅い破片が口の中に広がるため、それを再び噛む咀嚼の器用さが必要です。
喉に詰まらせないよう、口の中を怪我しないよう、幼いうちは大人が見守ってあげるに越したことはないでしょう。
ピザポテトの濃い味
ピザポテトを食べさせる上で気にあるのはその堅さ・形状よりも濃い味付けでしょう。
離乳食期を含め幼い子供の食事は素材の味を活かした薄味が好ましいと考えられます。
加工品であり嗜好品でもあり、味が濃いピザポテトは、決して子供に食べさせる優先順位の高い食べ物とは言えないでしょう。
3歳以降であればピザポテトを食べさせてもいいでしょうが、可能であれば先延ばしにしてあげたほうが食育の観点からは望ましいかもしれません。
参考資料
『カルビー商品は何才頃から食べられますか?』(Calbee)2022年10月12日検索
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索
『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』(厚生労働統計協会)2018年5月6日検索
『歯・口の健康づくりの理論と基礎知識』(文部科学省)2018年8月7日検索
『歯の健康』(厚生労働省)2018年1月6日検索
『幼児の咀嚼機能発達支援を通した口腔機能発達をめざす 食育プログラムの効果』(日本食育学会)2018年10月25日検索