その他の対象年齢考察

ポケモン(ゲーム)の対象年齢は何歳か小児発達学から考察する

公開日:2018年1月11日


 
 

ポケモンは何歳から?

ポケモンの対象年齢って何歳なのでしょう?

ポケットモンスター。縮めて、「ポケモン」

今や日本で知らない人はいないくらい有名なゲームですね。
ゲームに始まりアニメ化・映画化・カードゲームや様々なグッズがあります。

ポケモンのゲームは6歳以降がより楽しめる時期だと考えます。

以下、これらの理由を。

 
 
 

ポケモンの対象年齢は?

先述した通り、「ポケモン」にはゲームやアニメ、映画にカードゲーム、その他いろいろなコンテンツがあります。

この中でポケモンの始まりであるテレビゲームの対象年齢について考えます。
とは言っても、ポケモンのゲームだけとってもいろいろ種類があるんですよね。

今回は、最も基本となるRPGのポケモンシリーズの対象年齢を考えたいと思います。

まずは公式に発表されている対象年齢の確認です。

テレビゲームには共通で対象年齢を表記する決まりがあります。
「CEROレーティングマーク」と呼ばれ、ゲーム箱に記載されていたりします。

ということで、「CEROレーティングマーク」がゲームの公式となる対象年齢になるわけです。

ポケモンのCEROは「A」。つまり全年齢対象。

製作者側としては子供から大人まで楽しめるゲームと意図しているということです。

ではもう少し踏み込んで、

「全年齢と言いつつも、実際は何歳くらいから遊べるのか?」

この点について考えていきたいと思います。

0歳の赤ちゃんがポケモンのテレビゲームをできないことは予想がつきますね。

ではポケモンのゲーム性を理解してそれなりに遊べるのは何歳頃からなのでしょう?

 
 
 

ゲームのポケモンと子供の発達心理学

RPGは文字が出てくる

前提として、ポケモンはRPGゲームです。

RPGということは、ロールプレイングゲーム。
RPGをするなら文字が読めないとプレイするのはきついです。

ポケモンをプレイする場合、平仮名と片仮名が読めることが必要です。

平仮名をおおよそ読んで理解できるようになるのは6歳前後です。
片仮名は平仮名と並行して、あるいは平仮名習得のあと比較的直後に習得します。

このように考えると、
ポケモンのストーリーを読みとりながらゲームをするには6歳以降の能力が必要であることがまずわかります。

 
 

ポケモンの属性

ポケモンの重要なゲーム性のひとつに、各ポケモンの属性があります。

例えば水で火は消えます。
なので水のポケモンは火のポケモンに対して強い。

一方で、火は草木にとって危険です。
なので火のポケモンは草のポケモンに強い。

さらに、草木は水によって成長します。
なので草のポケモンは水のポケモンに強い。

どのポケモンが一番強いというわけではなく、
それぞれのポケモンには相性があり強さが相対的に変わります。

これに似た、最も基本となる遊びがありますね。
そう、じゃんけんです。

じゃんけんの「グー」「チョキ」「パー」は相対的に強さが変わります。
じゃんけんを行うためにはこの関係性を理解する必要があります。

じゃんけんのルールが理解できるのは5歳以降とされています。

ポケモンの属性は何種類もあり、ルールの理解は当然ながらじゃんけんより困難です。
そう考えると、少なくとも5歳以上の認知力がポケモンのプレイには求められそうです。

 
 

日をまたぐ計画性

ポケモンは1度でクリアーできるゲームではありません。
切りのよいところでセーブして、数日・数か月かけてクリアーしていくゲームです。

ポケモンをプレイするためには日をまたいで作業を継続する記憶力と認知力が必要です。

前日までの続きから作業に取りかかる姿勢は4~5歳頃に見られます。

このように考えると、ポケモンをプレイするためには最低でも5歳前後の計画性が必要であることがわかります。

 
 
 

まとめ

以上のことから、
ポケモンの対象年齢は6歳以降と推測できます。
もちろん子供の成長には個人差があるのであくまで目安ですが。

ポケモンは全年齢対象ですが、
保育園の年長さんあるいは小学校1年生以降のほうがポケモンのゲーム性を理解し有意義にプレイできるでしょう。

テレビゲームというのは娯楽性が強いイメージがありますが、
それなりに戦略性や計画性が鍛えられる遊びでもあります。

適した時期に適した方法・適した時間でプレイすれば、子供の成長につながる場合もあるでしょう。
 
 
 

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