ポテトは子供に何歳からあげていいのか?
その続きです。
前回のページ:フライドポテトを食べさせていいのは何歳から?①
ポテトの塩分は何歳から?
子供は1日にどのくらい塩分を摂っていいのか?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、
1日当たりの塩分摂取は
1~2歳 男児:3g未満 女児:3.5g未満
3~5歳 男児:4g未満 女児:4.5g未満
6~7歳 男児:5g未満 女児:5.5g未満
8~9歳 男児:5.5g未満 女児:6g未満
10~11歳 男児:6.5g未満 女児:7g未満
12~14歳 男児:8g未満 女児:7g未満
以降、同量。
となっています。
ポテトの塩分は?
一方で、一般的なフライドポテトの塩分ってどのくらいでしょう?
マクドナルドのホームページによると、
フライドポテトの食塩相当量は
Sサイズで0.6g
Mサイズで1.1g
Lサイズで1.5g
となっています。
ポテトの塩分が大丈夫なのは何歳から?
1日は3食と仮定します。
当然、朝・昼・夜では食事量は異なりますが、仮に3等分してみます。
すると、1~2歳の男児で1食あたりの塩分摂取量は1g程度が望ましいことがわかります。
マクドナルドのポテトはSサイズで食塩相当量が0.6g。
以上のように考えると、
1~2歳児であってもフライドポテトの塩分は摂取できる範囲内であることがわかります。
まとめ
まとめます。
フライドポテトは一般的にジャガイモを油で揚げ、塩をかけた料理です。
厚生労働省の離乳食ガイドラインによると、離乳食は1歳半頃に完了するとされています。
調理の仕方にもよりますが、この頃にはジャガイモの摂取は差しつかえないことがわかります。
このように考えると、ポテトを食べること自体は1歳半頃から可能であることが予想できます。
しかし食べる量自体はもう少し考える必要があります。
ポテトには脂質を塩分が含まれます。
カロリーはもちろんですが、この脂質と塩分が摂取過多にならない程度の摂取量が望ましいでしょう。
有名どころで、マクドナルドのポテトSサイズで考えます。
マックのポテトSサイズを全部食べても、1食あたりの塩分と脂質が摂取過多にならないのは3~5歳頃になります。
しかしながら、1食をポテトだけで済ませるケースは少ないでしょうから、他の食べる物を考慮して量は調整する必要があるでしょう。
ファーストフードでポテトやハンバーガーをセットで食べる年齢の目安は以下をご参照ください。
補足記事:マクドナルドは何歳から?~小児発達と栄養学から考察~
その他の記事
参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド』(厚生労働省)2018年5月25日検索
『子供のカロリーなど』(厚生労働省)2018年1月11日検索
『身体活動レベル』(健康の森)2018年1月11日検索
『小児の脆弱性の要因』(環境省)2018年4月30日検索
『脂質』(グリコ)2018年7月18日検索
『日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要』(厚生労働省)2018年7月18日検索
『マクドナルド栄養成分 一覧表』(マクドナルド)2018年7月18日検索