療育の仕事コラム

理学療法士(PT)になるためには(2)

公開日:2017年6月27日

理学療法士(PT)はリハビリに関する国家資格です。

理学療法士になるためには
所定の学校を卒業し国家試験の受験資格を得て、
試験に合格する必要があります。

前の記事:理学療法士(PT)になるためには(1)
 
 
 

理学療法士の学校

 
理学療法士の学校は、
理学療法学科のある大学や専門学校が該当します。

理学療法士になるためにはこなさなければいけないカリキュラムがあり、それらに関してはいずれの学校でも共通です。

これらカリキュラムを4~3年でこなします。
大学なら4年。専門学校なら3年です。
夜間部など専門学校でも4年の場合もあります。

カリキュラムは共通なので、
当然4年間かけてしていることを3年間でやる専門学校のほうが日々のスケジュールは忙しいでしょう。

大学なら講義のスケジュールによっては半日予定空くこともあるかもしれません。
しかし専門学校は毎日午前・午後とも講義は入っていると考えていいでしょう。

最短で理学療法士になりたいなら3年制の専門学校がおすすめです。

ゆとりをもったスケジュールでカリキュラムをこなしたい。
大学の学歴が欲しい。
できるだけ幅広く勉強して+αの知識や技術も持ちたい
といった人は大学のほうがいいでしょう。
 
 
 

理学療法士の勉強(1)

 
理学療法士の勉強は、まず医学的な知識の勉強から始まります。
これらは理学療法士の専門知識というより医療関係の仕事共通の知識になります。

医学の基本と並行して、
理学療法の専門的な勉強も行います。

理学療法士の場合、筋肉の仕組みや身体の動きの仕組みが主になるでしょう。
 
 
 

理学療法士の勉強(2)

 
医学的な知識だけでなく、
リハビリに関する制度なども勉強の対象です。

車椅子や杖といった道具に関する勉強もあるでしょう。

また、理学療法士はリハビリ職種であるため障害というものに向き合う仕事でもあります。
障害に対する考えた方や捉え方といったことも学ぶ機会があるでしょう。
 
 
 

科目の試験

 
各科目とも定期試験があります。
当然これらに不合格すると留年になります。

理学療法士になるためには国家資格に合格しないといけません。
受験するには受験資格が必要です。
受験資格のためには学校を卒業しないといけません。
学校を卒業するためには各単位をとらないといけません。

各科目の試験は理学療法士なるための第一歩です。
 
 
 

実習

 
日々の勉強と定期試験以上に学生にとって困難なのが実習です。

理学療法士になるためには、
実際に病院などで理学療法士の指導の下で正式な実習を受ける必要があります。

実習は複数回あります。
だいたい一人あたり分野の違う病院をいくつか行くことになります。

1回の実習期間は2カ月前後です。
県外の実習先もあり得ます。
自宅から通えない場合はその病院の寮や最寄りのレオパレスで生活することになります。
住む場所については学校が手配してくれる場合もあるしそうでない場合もあります。

実習先は学校により様々です。
結局のところ実習先の病院の質と数は学校のコネクションの力がでてきます。

実習先が豊富で充実しているかどうかも学校選びのポイントかもしれません。

実習先では学校での勉強や試験とは別の様々な課題をクリアーしないといけません。
次回これらについて見ていきます。

次回に続きます。
 
 
 
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