Question
自分のことを「ぼく」「わたし」など言うのは何歳頃ですか?
Answer
3歳台~4歳台です。
「りんご」「くるま」「いぬ」万物にはそれぞれ名前があります。
一方で、「りんご」「果物」、「くるま」は「乗り物」、「いぬ」は「動物」
同じものでもさまざまな側面があり、それぞれに名前があります。
人も同様です。
「たろう君」は人によって、状況によって、「ぼく」であり「あなた」でもあります。
でもいずれにせよ「たろう君」です。
自分のことを「ぼく」「わたし」と呼ぶということは、
存在と名前が1対1でのみ結びついているのではなく、いろいろな呼び方があることを知るということです。
「わたし」というのは便利な言葉です。
「はなこちゃん」でも「ゆきちゃん」でも誰もが使えます。
「これ」「あれ」「それ」といった代名詞と似ていますね。
代名詞を使い始めるのは2歳から3歳頃です。
3歳頃というのが「りんご」は「果物」で「きゅうり」は「野菜」であることがわかりはじめます。
3歳以降というのは一つの物がいろいろな側面・属性を持つことに気づき始める時期なのです。
このように「ぼく」「わたし」といった言葉を使うには、
自分が「○○(自分の名前)」であると同時に、「ぼく」「わたし」であるという理解が必要です。
これらは3歳以降に芽生えはじめます。
もっとも、「ぼく」「わたし」といった言葉を実際に使うかどうかはその人の性格にもよります。
大人になっても自分のことを名前で言う人もたまにいますしね(笑)
もしも自分の子供があまり「ぼく」「わたし」という言葉を使わなくて心配なら、上記のような「属性やカテゴリーの概念」が理解できているか確認できればOKです。
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