言葉の対象年齢考察

子供が左右をわかるのは何歳から?~言語発達と空間概念の理解と認識~

公開日:2017年12月2日


 
 

子供が左右をわかるのは何歳から?

子供が左右をわかるのは何歳くらいからでしょう?

「右どっち?」「左どっち?」
こう聞かれたとき、その方を指さしできる。

個人差はありますが、

左右がわかるのはおおよそ4歳後半頃です。

以下、もう少し詳しく。

 
 
 

左右概念の発達の解説

獲得時期の根拠

子供の発達をみる検査の1つに、
遠城寺式乳幼児分析的発達検査
というものがあります。

上記によると、

左右がわかるのはおよそ4歳4カ月~4歳8カ月相当の発達であることがわかります。

 
 

左右がわかるとはどういうことか?

どっちが「右」でどっちが「左」か。
これってけっこう抽象的で難しい概念ですよね。

どっちが右でどっちが左かは自分の立ち位置で相対的に変わってきます。
自分の右側にドアがあっても、自分がくるっと回ればドアは左にあることになるわけです。

左右とは他の多くの概念と同様、相対的なものです。

ここで言う「左右がわかる」とは概念がきちんとわかることを指します。

いつも通っている道で、「今から右に行くよ」と言っても、それは単に習慣から右に曲がっているだけかもしれません。

例えば机の上に2つ物がある。
「右とって」と言ったら右の物をくれる。
2つの物を入れ替えても、左右を正しくわかる。
そのような状況ではじめて左右がわかる判断できます。

 
 
 

左右の覚え方と学び方

左右の教え方

 
 

運動を通した学び

直接的な勉強にはなりませんが、
左右をはじめ各種概念の理解には体を動かし運動することも大切です。

どっちが左でどっちが右かは、状況によって変わりますよね。
では基準はなんでしょう?

左右の基準は自分の体です。

自分の体を中心とし、対象がどちら側に位置するかが左右をわかるためには必要です。

人は無意識に自分の体を意識しています。
自分の腕の長さが無意識にわかるから、スムーズに物をとることができます。
人ごみの中でぎりぎりで人にぶつからないように歩けます。

自分の体を無意識ながら把握できていることをボディーイメージと言ったりします。

左右の理解にはボディーイメージが大切です。

4歳頃のお子さんはスキップができたり片足けんけんができたりと、体のバランスのとり方が上手くなっていく時期です。
活発な運動の中で、自分の体の動かし方やボディイメージを身に着けていきます。

運動というのはその子の運動能力だけに影響を与えるわけでありません。
体をたくさん動かすことは、抽象的な概念の理解にもとても大切なことです。

 
 
 

おわりに

左右というのは往々にして難しいが概念で、理解には個人差がでやすいものです。
抽象的なことを無理に教え込もうとしても、子供は嫌になるものです。

自然と理解や興味が追いつく時期に背中を押してあげる程度でいいでしょう。

 
 
 

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参考資料

-言葉の対象年齢考察