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丸・三角・四角が書けるのは何歳から?
子供が丸・三角・四角の形を書けるようになるのは何歳頃でしょう?
個人差はもちろんありますが、
子供が丸・三角・四角の形を書けるのは4歳頃からと考えられます。
解説
図形を書くことと子供の読み書きの発達
複雑な形を書くというのは、それなりに目の力や手先の力や知的な能力が必要なものです。
私達が普段何気なくやっている文字を書くという行為も同様です。
文字は形、つまり複雑な図形と考えることもできます。
複雑な図形を書くためには簡単な図形を書けないといけません。
丸や三角や四角など簡単な図形を書けるということは、文字を書く能力の土台になります。
丸・三角・四角のそれぞれの難易度
丸・三角・四角はいずれも書くのが簡単な図形の部類に入りますが、それぞれ難易度が微妙に異なります。
一番簡単なのが丸。その次が四角、そして三角です。
ちなみにこれは円・正方形・正三角形の場合を想定します。
四角より三角が難しい理由としては、直角を書くより鋭角を書く方が難しいからです。
直角は水平線と垂直線の交差作ることができますが、鋭角はもっと微妙な手先のコントロールと目で見る力が必要です。
「書ける」の定義
少し細かい話になりますが、なにをもって「形を書ける」と判断しましょう?
大人が書いた図形を、子供になぞってもらう?
これでは上から書いているだけなので実際に自分一人で書けるかどうかわかりません。
一緒に書く?
親が縦線を書く。子供も縦線を書く。次に親が横線を書く。子供も横線を書く。これを繰り返して四角ができる。
一見、子供が四角を書けているように見えます。
しかし、これは子供が四角を書こうと意識していない場合でもできてしまいます。ただいろんな線を真似しているだけだからです。
大人が書いているところを見せながら子供も一緒に書くことは、勉強のやり方としてはいいですがそれで「書ける・書けない」の判断はできません。
子供に紙と鉛筆を渡して、「四角を書いて」と言って子供に書いてもらう。
なるほど。これはいいかもしれません。
しかし、子供が□の図形が「四角」という名前であることを知らないかもしれません。
図形のそれぞれの名前がわかるか否かは言語能力も関わってくるので純粋な筆記能力だけを見れない場合があります。
□を「四角」とわからなくても、四角を書ける子はいます。
子供がその図形を書けるか否か判断する方法は、完成形を見せて模写してもらう方法です。
例えば四角の図形を見せて、「これを書いてみて」と言って書いてもらう方法です。
丸・三角・四角が書ける年齢
子供にとって、簡単な図形を書くことは文字(複雑な図形)を書くことにつながります。
子供がその図形を書ける筆記能力を備えているか見極めるポイントは完成形を見ての模写ができるか否かです。
図形によって難易度は異なります。直角や鋭角、直線や曲線など様々な要素があるからです。
一般的に、丸(円)を書けるようになるのは2歳後半頃。
四角(正方形)を書けるようになるのが3歳頃。
4歳頃に三角(正三角形)を書けるようになってきます。
もちろん個人差はありますが。
よって、子供が丸・三角・四角を書けるようになるのはだいたい4歳頃。保育園や幼稚園の年少~年中さんに相当します。
ひし形を書けるのは何歳から?