クアルトはおもしろいか?つまらないか?
好みは人それぞれでしょうが、個人的には「クアルト」はおもしろいボードゲームの1つだと思います。
シンプルで矛盾のないルールでありながら、奥深いゲーム。こういうゲームは作った人の頭の良さがうかがえます。
クアルトはそういったゲームの1つではないかと思います。
特にアブストラクトゲームが好きな人にとっては、クアルトは楽しいのではないかと思います。
逆に運の要素が大きいギャンブル的なゲームが好きな人には、クアルトは少しつまらないかもしれません。
解説
クアルトのルール
クアルトはボードに駒を順番に置いていき、先に1列(縦・横・斜めのいずれか)そろえたほうが勝ちです。
クアルトの駒は「色(濃・薄)」「高さ(高・低))」「形(四角・丸)」「穴(有・無)」4つの属性があり、1列の揃え方が多様です。
また、どの駒を置くかは相手に選んでもらわなければいけません。
これにより相手にどの駒を渡すかという戦略性が生まれると同時に、自分が駒を選べないことから先の先まで手を読む力が必要になります。
クアルトとアブストラクトゲーム
アブストラクトゲームとは、運の要素がなく、ルールが明確で、情報が開示されているゲームのことです。
クアルトは駒をボードに置いていくゲームであり、サイコロを使うといった運要素はありません。
また「1列揃ったほうが勝ち」という明確かつシンプルなルールであり、人によって解釈が分かれるようなあいまいさがありません。
さらに置かれた駒・置いていない駒は常に両者が見ることができます。トランプのように相手の手札がわからないといった情報の不透明さがありません。
クアルトはアブストラクトゲームであると言え、自身の戦略によって勝敗が左右される頭を使うゲームと言えます。
クアルトはこういった自分の頭で考えて、自分の置かれた状況から最善の答えを導き出していくような過程が楽しめる人にはおもしろいゲームと言えるでしょう。
参考資料
『クアルト』(“PLAY Department Store)2024年1月7日閲覧