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ランドセルの重さ対策
ランドセルの中身が重過ぎる場合、子供の身体に負担がかかることがあります。
ランドセルの重さ対策としては
- 使用頻度に応じた適切な置き勉
- 計画的な荷物の分散
- 不自然でない範囲の保護者の助力
- 適切なランドセルの背負い方を覚える
などが考えられます。
解説
使用頻度に応じた適切な置き勉
使わない教科書や用具は学校に置いておきます。
以前は置き勉を認めない学校がほとんどでしたが、文部科学省の通達もあって徐々に意識が変わりつつあります。
もちろん、家に帰って使う教科書を置いたままでは家庭学習に支障が出ます。
学校でしか使わない物・家でも使う物をきちんと見極めながら置き勉はしましょう。
計画的な荷物の分散
事前に使う日がわかるのであれば、分散して用具を持っていくことも大切です。
時間割などを見るとおおむねその週に使う用具は予想ができます。
例えば木曜日に絵具セットと習字セットを使うのであれば、月曜に絵具セット、火曜に習字セットなど荷物を分散させることで1回あたりの荷物の重さは軽減できます。
不自然でない範囲の保護者の助力
授業参観の日に親が鉢植えを持って帰ってあげるなど、保護者の助力も大切です。
一方で、親がいつでも送迎・なんでも運んであげるという過剰なサポートも考えものです。
先述の「置き勉」や「荷物の分散」は、子供自身に何が勉強に必要かの取捨選択や、計画性を養う側面もあります。
適切なランドセルの背負い方を覚える
適切なランドセルの背負い方を習慣化することも大切です。
ベルトの長さは成長に合わせて適切な長さに調整してあげましょう。
ランドセルは両肩で背負い、片方だけで背負うことはやめましょう。
またランドセルに限らず、重い荷物を持った状態でかがむときは腰だけを曲げるのではなく両膝も使いましょう。
ランドセルの重さと子供の身体的負担の目安
参考資料
『Backpack Safety』(American Academy of Pediatrics)2022年5月26日検索
『童生徒の携行品に係る配慮について』(文部科学省)2022年5月26日検索
『小学生の学習用具の携行方法と負荷について』(日本家政学会)2022年5月26日検索
『池田屋』2022年5月26日検索
『小学生における通学時の携帯品重量の現状と身体症状との関連』(瀬木学園リポジトリ)2022年5月26日検索
『体型に合ったランドセル選び』(日本鞄協会 ランドセル工業会)2022年5月26日検索
『学校保健統計調査』(文部科学省)2022年5月26日検索
『令和2年度学校保健統計調査の公表について』(文部科学省)2022年5月26日検索