言葉の対象年齢考察

先生からの連絡を親に伝えられるのは何歳から?|子供の言葉の発達

公開日:2024年4月6日


 
 

伝言を伝えられるのは何歳から?

 子供が先生からの連絡を親に伝言できるのは何歳頃からなのでしょうか。

 あくまで目安ですが、
 子供が保育園や学校からの伝言を親に伝えられるのは、5~6歳頃からと考えられます。

 
 
 

解説

伝言ができる時期

 「来週は工作を行うので空き箱を準備しておいてください」

 学校などでこのように言われ、子供がそれを親に伝え忘れ、バタついた経験をした人は少なくないのではないでしょうか。

 そもそも子供はこういった伝言をいつ頃からできるようになってくるのでしょうか。

 子供の発達を評価する方法として、S-M社会生活能力検査というものがあります。
 幼児期・学童期と比較的幅広い年齢帯で発達を見ることができる検査です。
 言語能力や運動能力といった機能的な力だけでなく、検査の名前通り生活習慣に着目した項目も豊富な点が特徴と言えます。

 上記によると、先生からの伝言を家族へ伝えることができるのは、5歳~6歳半ば頃の発達と位置付けられています。

 (あくまで目安ですが)保育園の年長さん、あるいは小学校1年生くらいには、先生からの連絡を家庭に伝えることができるようになってくると考えられます。

 
 

学校の出来事を家で話さない子供

 必要な連絡やそのほか学校での出来事について、子供が話してくれず困っている親も少なくないかもしれません。

 子供がその日の出来事を話すことは、習慣の側面も大切です。
 つまり親が子供の話を「ゆっくり聞く」習慣が大切です。

 普段から会話が少ないのに、急に「今日どうだった?」と漠然と聞いても子供も何を言っていいかわからないでしょう。

 また、会話というものは自然な雰囲気で発生するものであり、急に「今話なさい」と設定されて円滑に話せるものでもありません。(これは大人も同様でしょう)

 普段から話しやすい雰囲気・話を聞いてくれるという雰囲気が重要です。

 昨今は共働きの家庭も多く、保育園の預かりや学童で過ごす時間も長い子供が多いです。
 そのような環境において、親子の会話の時間が少ない家庭もあるでしょう。

 子供がいろいろなことを話してくれるには、なんでもない会話をできる時間の余裕も必要でしょう。

 
 
 

参考資料

-言葉の対象年齢考察

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