7歳頃の手先の器用さ
個人差はありますが、リボン結び(蝶結び)ができるようになるのは7歳頃です。
7歳になる年は小学校1年生に相当します。
まだまだ靴もマジックテープの子が多いと思いますが、エプロンをはじめ徐々にリボン結びをするシチュエーションも出てくるかもしれません。
手先の器用さについて発達の土台が整っているのであれば、リボン結びにチャレンジしてもいい時期と言えます。
リボン結びと子供の発達の解説
リボン結びの練習・教え方
発達の土台の確認
その子の発達の状況に合わせた学習が最も有意義です。
実年齢が7歳であっても、不器用な子の場合は直接リボン結びを練習するより、その他の活動で基礎を養うほうがいい場合もあります。
6~7歳頃というのは
折り紙で鶴を折れたり、
教えればピアノや鍵盤ハーモニカで簡単な曲が弾けたり、
プラモデルを作れたりする時期です。
こういった手先の活動が総じて難しい場合は、もう少し年齢を落とした手先の活動で経験を積むことが有意義かもしれません。
急がば回れで、その子のペースで経験を積み上げていくことが大切です。
教え方
リボン結びの練習にあたっては、よく使われる方法は紐の両端の色がそれぞれ違う色の紐を使う方法です。
通常、紐は端から端まで同じ色ですね。
しかしこれではどの部分で輪っかができてどこの部分を通せばいいかわかりにくいです。
例えば紐の中央から左側が青、右側が赤になっている紐があったとしましょう。
このような紐だと、いま自分がどのように紐をあつかっているかがわかりやすいです。
「左右で色が違う紐ってどこに売ってあるんですか?」
リボン結びの練習方法を聞くとこんなふうに思う親御さんもいるかもしれません。
左右で色が違う紐は確かになかなか売ってないですね。
でも、
2色の紐を結んで1本にすればOKです。
特別な道具じゃなくても、ちょっとした工夫で子供の成長は促せます。
こういった色の違う紐で、手順を1つ1つ確認しながら一緒に、その子のペースで練習します。
おわりに
リボン結びについてはあまり方法論にこだわらず、その子の様子に合わせて柔軟に対応してあげることが大切でしょう。
それを踏まえた上で一例を挙げると、
両端の色が違う紐を使い、子供の後ろから親が手を添える二人場織のようなかたちで一緒に結ぶ練習をするといいでしょう。
また紐の中央を机にセロハンテープなどで軽く止めると、紐がほどよく固定されて行いやすいかもしれません。