摂食嚥下障害の評価

反復唾液飲みテスト(RSST)とは?|摂食嚥下障害のスクリーニング評価

公開日:2017年7月6日


 
 

反復唾液飲みテスト(RSST)とは?

反復唾液飲みテストとは、摂食嚥下障害に関するスクリーニング検査です。

スクリーニング検査とは細かな検査を行う前に、検査・治療方針を決めるために行う簡易的な検査のことです。

反復唾液飲みテストはその頭文字を取ってRSSTと言われることもあります。
また、「反復唾液嚥下テスト」と呼ばれることもあります。

「RSST」は普通に「アールエスエスティー」と読みます。

 
 
 

反復唾液飲みテスト(RSST)の意義

反復唾液飲みテスト(RSST)の臨床における意義はその簡便さです。

摂食嚥下障害のリハビリの伴う評価では、嚥下造影検査などのほうがもちろん正確です。

逆に言うとRSSTだけでの嚥下評価では不十分です。

しかしながら、
特別な機器も必要がなくベッドサイドでできるRSSTは摂食嚥下障害評価の客観的な方法としてまず押さえておきたい評価の1つです。

 
 
 

反復唾液飲みテスト(RSST)の実施方法

方法

口の中を湿らせた状態で、唾液を嚥下(飲み込んで)してもらいます。
食べ物や飲み物が口に入っていない状態で、
唾液を呑み込んでもらうことを空嚥下と言います。

RSSTは、一定時間内に空嚥下を何回できるかを見る検査です。

患者さんに「できるだけ何回も、唾を飲み込んでください」などと教示します。
 
 

判定

RSSTの測定時間は30秒です。

30秒間で、空嚥下の回数が2回以下のときは異常と判定します。
 
 

実施のポイント

RSSTのポイントは検査の方法をしっかりと理解してもらうことがポイントです。

「できるだけ何回も、唾を飲み込む」というシンプルなルールですが、
失語症など言語理解に支障をきたす障害を合併している患者さんには注意が必要です。

また、重症心身障害児者で、知的機能が重度に障害されている場合、意図的に空嚥下をしてくれない場合があるのでその場合はRSSTの実施は困難となります。

 
 
 

まとめ

反復唾液飲みテストとは、摂食嚥下障害に関するスクリーニング検査です。

RSSTは、30秒内に空嚥下を何回できるかを評価します。

空嚥下の回数が2回以下のときは異常と判定します。

自発的な空嚥下の回数を数えるわけですから、ある意味、患者さんのさじ加減で結果が変わります。
そのため検査の方法をしっかりと理解してもらうことがポイントです。

反復唾液飲みテスト(RSST)の臨床における意義はその簡便さです。

特別な機器も必要がなくベッドサイドでできるRSSTは摂食嚥下障害評価の客観的な方法としてまず押さえておきたい評価の1つです。

 
 
 

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参考資料

『摂食嚥下障害の評価 2019』(日本摂食嚥下リハビリテーション学会)2020年8月3日検索

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