療育の方法やちょっとしたコツについてです。
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療育1コマの課題の数は?
1コマの療育では何種類くらいの課題を設定しておくものなのでしょうか?
専門家とマンツーマンで行う療育の場合、1コマの時間は30分~1時間程度が多いかと思います。
そのため
課題の種類は4種類前後を想定して組み立ててみてはと思います。
療育の課題数
療育において課題の種類は多すぎても少なすぎてもいけません。
多すぎると1つ1つが雑になりますし、
少なすぎると中だるみして子供の集中力が続きません。
例えば絵カードの名前を言ってもらう「絵カード呼称課題」を1時間ずっとやっていたらそれは辛いものです。
子供の集中力が続くように、ほどよい数の課題構成を考えるようにします。
目安としては1つの課題を10~20分程度の内容にするといいと思います。
10~20分程度かかる課題を4個ほど準備すると合計30分~1時間になります。
「まずは最初の10分は自由会話でお話の練習をして、次の10分は絵カード呼称をして・・・」というように、1コマのおおまかな構成を考えていきます。
以下、課題構成の例を挙げていきます。
課題構成の例
導入課題(5~10分)
雑談や前回の課題の復習などを行います。
療育のおける準備体操のような位置づけになります。
子供の集中力を促したり、
今日の子供のコンディションを見極めたりします。
あるいは型はめなど比較的取り組みやすい課題を行ったりします。
本課題①(10~20分)
その子の療育に最も必要な課題を実施します。
本課題②(10~20分)
子供の集中力を保つために、少しジャンルを変えた課題を実施します。
例えば前の課題で絵カード呼称をして声を出し、
こちらでお絵描きや筆記など手を動かす課題をするなどです。
仕上げ課題(5~10分)
終わりに向けて微調整をしていく段階です。
場面の切り替えが難しい子であれば、このときに終わるための環境調整をしていきます。
ご褒美の遊びの時間として使ってもよいでしょう。
おわりに
以上のように、
療育の1コマの課題構成としては、
①導入
②本課題1
③本課題2
④遊びや調整の時間
といった構成が1つの例になるかと思います。
もし集中力が続くお子さんであれば②を長くとって③を省くのもありでしょう。
その子に合わせた柔軟な課題構成が一番です。