療育の方法

療育の部屋の作り方・レイアウトの仕方|発達障害児療育の方法やコツ

公開日:2020年10月7日

療育の方法やちょっとしたコツについてです。
 
 


 
 

療育の部屋のレイアウト

個室で机上課題を中心とした療育を行う場合、

療育の部屋はできるだけ物が少ない個室を準備します。

壁紙や床もシンプルな色調にし、ある程度は防音性もあるといいでしょう。

窓から見える景色や外から聞こえる音にも配慮して、なるべく集中しやすい環境を作ります。

 
 
 

療育の部屋の解説

発達障害児の中には、注意が逸れやすい・周囲の環境に敏感に反応する子もいます。

療育を行う部屋、特に机上課題を行う個室はできるだけ刺激を少なくするのが基本になります。

刺激が少ないとは、部屋の物が少なかったり色調が抑えめだったりと、注意を向けるものが少ない状態のことです。

5帖くらいの個室に、机や椅子、教材を少し置くためのカゴや棚など最低限の物を配置します。

机や椅子は部屋の中央に配置してもいいですが、やや壁に詰めて、空いたスペースにマットを敷いてもいいと思います。

マットのスペースは机上課題の合間の休憩や、ちょっとした遊びを通した課題を行う際に重宝します。

 
 
 

療育の部屋の実際

実際に療育を行う上で意外と大事になるのが、教材を取りに行く際の動線です。

先述のように療育の部屋はできるだけ物を少なくしたほうがいいです。

しかし小さいお子さんの療育ほど、知育玩具やそのほか細々した教材が必要になるものです。

専門的な療育機関であれば検査用具なども必要でしょう。

こういった教材や検査用具を必要があればすぐに取りに行けるアクセスの良さが療育の部屋には必要です。

療育を行う部屋の隣に教材室を設けたり、教材を入れる棚を廊下の邪魔にならないところ(なおかつ子供の視界に入りにくいところ)に配置したりといった工夫が必要でしょう。

 
 
 

おわりに

療育の部屋は基本的に刺激が少ないシンプルなレイアウトにします。

そのためには必要に応じて教材をすぐに持ち込める動線を考えないといけません。

部屋の中な椅子や机など必要最低限の物にとどめ、別の場所に教材庫、あるいは教材棚などを設けます。

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