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療育は何歳まで?
療育の終了時期に一律の基準はありません。
その子の状況や保護者の希望、医師の方針によります。
これらを踏まえた上でのあくまで目安ですが、
療育は小学校入学に合わせて、あるいはそれ以降(1、2年生頃)に終了するケースが多いです。
解説
基準はない発達障害の療育時期
発達障害児の療育の期間に一律の基準はありません。
当然ながら発達障害の状況は十人十色であり、重症度も内容も異なります。
療育の内容自体がそれぞれなのですから、開始時期や終了時期も異なって当然と言えるでしょう。
また、療育センターの方針やシステムもそれぞれです。
施設によって療育の期間を何歳までと便宜的に決めているところもあるため、終了時期は「施設による」とも言えます。
また、その療育が保険診療に基づく療育なのか、自由診療の療育なのかでも受け入れ状況は異なってくるでしょう。
療育の終了時期の目安
療育の終了時期としては、小学校に入学するタイミング、あるいは小学校1・2年生(つまり低学年の頃)がよくあるケースと考えられます。
幼児期に療育を受けて発達を促し、就学後は療育は終了、学校生活に注力する(必要であれば特別支援クラスなどを利用する)という流れです。
あるいは小学校入学直後は生活環境が大きく変わり不安もあるため、1年生、2年生くらいは療育を続けて様子を見るパターンもあります。
もちろんこれらは一例で、地域や施設によって方針は異なります。
保育園の年長さん頃には療育を終了するケースもあるでしょうし、小学校3年生以降でも療育を続けるパターンもあります。
ただし傾向しては、冒頭のように就学前後は療育終了のタイミングとしては多いでしょう。
逆に小学校半ば以降でも療育を続けるケースは比較的少ないケースと言えます。
これは受け入れ可能な施設が多くないという社会資源・施設側の課題でもあります。