代表的なリハビリ職である理学療法士。
現場では英語の頭文字をとってPTと言われたりもします。
理学療法士は国家資格を持った仕事で、
理学療法士になるためには学校に通って受験資格を得て、
国家資格に合格しなければなりません。
できるだけスムーズに理学療法士になるための流れを考えてみます。
理学療法士は、
大学なら4年間、専門学校なら3年間でなることができます。
当然ですが、最短で理学療法士になりたいと思ったら
留年しない&試験に落ちないことが最も重要です。
理学療法士は様々な科目を学びますが、
当然これらの単位を落とすと留年します。
まずは日々の定期試験を確実にパスすることです。
定期試験をパスするための秘訣は2つあります。
・日々コツコツ勉強すること
・縦のつながりをもつこと
日々の勉強は言わずもがなですね。
同じくらい重要なのが縦のつながり。
先輩にあの科目はどんな問題が出るのかといった傾向を聞くことがとてもとても重要です。
勉強していない人より、意外と
勉強はしているけれど先輩とつながりがなく情報が入ってこない人の方が単位を落としたりします。
理学療法士になる上で山場になるのが臨床実習。
実習はスキルがためされる場でありますが、
正直、実習で必要なのはスキル以上にコミュニケーション能力です。
現場の理学療法士の人は、
学生に即戦力になるような技術なんて求めていません。
「学生なんてスキルがなくて当たり前」くらいに思っています。
それよりは、
元気がよくて素直でフレッシュで、気持ち良く指導できる学生さんを求めています。
そういう人だと現場の理学療法士も「応援してあげたい」と思い実習を協力的に進めてくれるものです。
結局は人と人のコミュニケーションだということです。
学校を卒業できるか否かの卒業試験。
卒業試験を合格できれば学校卒業。
つまり国家試験の受験資格を得ることができます。
卒業試験は国家試験と内容がかなり重複します。
つまり国家試験の勉強をしっかりすることが卒業試験をクリア―する一番の近道です。
しかしながら、
卒業試験は国家試験より問題の難易度を高くしている学校が多いです。
これはその学校の国家試験合格率を上げるためです。
国家試験の勉強を行いつつ、
先輩などから卒業試験の情報を集めることが大切です。
実習をこなし、卒業試験にも合格できたらいよいよ国家試験。
理学療法士の国家試験合格率は8~9割。
つまり国家試験の受験の場に立てる実力があればほとんどの人は合格できるのです。
だからこそ、普段通りの力を出すことが大切です。
国家試験に落ちるのは、
・突発的な体調不良
・極度の緊張
・卒業試験が不合格スレスレだった
ような人です。
科目の単位は、
その先生がどんなテストを作るのかという傾向にかなり左右されます。
臨床実習は現場の先生との相性も大きく影響します。
卒業試験も国家試験も、過去の傾向や先輩の情報はとても役立ちます。
理学療法士になるためにはコツコツ勉強することが前提ですが、
同じくらい良好な人間関係を築くことが大切です。
縦にも横にも友達を作ることが大切です。
飲み会ばかりの遊び友達ではありません。
勉強を一緒にできる友達です。
アドバイスをくれる先輩です。
コミュニケーション能力は理学療法士になる前もなった後も、一生役立つスキルです。