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小学校3年生の算数の内容と家庭学習の考え方|子供の発達心理学

公開日:2020年4月24日


 
 

小学3年生の算数の要点

文部科学省の学習指導要領を参考にすると、

小学校3年生の算数は、
割り算や小数・分数の学習が始まるのが特徴的です。

また、1〜2年生の時期は
実際の物を使っての学習を想定している傾向がありましたが、

3年生になると
実物を使わずに学習する機会が増えてきます。

 
 
 

小学校3年生の算数の学習内容

計算

  • 万の単位について知る
  • 10倍、100倍、1/10の大きさの数や表し方について知る
  •  

  • 3桁や4桁の足し算と引き算ができる(筆算を含む)
  • 3桁×2桁のような掛け算ができる(筆算を含む)
  •  

  • 割り算と掛け算の関係性を理解する
  • 1桁の割り算ができる
  •  

  • 1/10の位(0.1)の小数について知る
  • 1/10の位までの小数の足し算と引き算ができる
  •  

  • 分数の表し方について知る
  • 分数の足し算と引き算の仕方を考える
  •  

  • そろばんでの足し算・引き算を知る

 
 

測定

  • km(キロメートル)について知る
  • 重さの単位(g,kg)について知る
  • 秒について知る
  • 日常生活の中で必要となる時刻や時間を求める
  • 目的に応じて適切な計測器を選んで測定する

 
 

図形

  • 二等辺三角形や正三角形について知る
  • 角について知る
  • 円や球について知る
  • 中心、半径、直径について知る

 
 

数学的思考

  • 割り算が用いられる場面を式に表したり、読み取ったりする
  • 関係を式に表したり、式を□で表し、数を当てはめたりする
  • 式と図を関連付けたりする
  • 棒グラフの読み方やかき方について知る

□など実際の数学記号ではないですが、
いよいよ方程式のような考え方の学習も始まってきます。

 
 
 

子供の発達からみた3年生の算数

小学校3年生というのは年齢的には9歳になる年度ですね。

「9歳の壁」と俗に言われるように、
小学校3〜4年生は勉強が急に難しくなる時期です。

この時期に勉強に「ついていけなくなる」子が増えてくるわけです。

特にこの傾向は国語よりも算数に顕著で、

小学生にとって3〜4年生は算数の鬼門になりがちです。

3年生は
それまでの復讐をしっかりして土台を作り、
今まで以上に丁寧に学習していく大切な時期です。

 
 
 

おわりに(家庭学習のポイント)

家庭学習のポイントとしては、

4桁の足し算と引き算、
3桁の掛け算に慣れていきましょう。
そして簡単な小数と分数の学習も行います。

また、

主な単位(kg,km)や
図形の名前(正三角形、二等辺三角形)
も扱っていきます。

そして□を埋めるといった、
方程式のような数学的思考にも触れていきます。

 
 
 

その他の記事

 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 

参考資料

『学習指導要領「生きる力」 第2章 各教科 第3節 算数』(文部科学省)2020年4月14日検索

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