社会情動的スキル関連

非認知能力に性差(男女差)はあるのか?|小学生の社会情動的スキル

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社会情動的スキルの性差

 小学生の非認知能力は、要素によっては男子より女子のほうが高い傾向があります。

 具体的には「敬意」や「思いやり」といった社会情動的にスキルは、男子よりも女子のほうが有意に高い傾向にあります。

 
 
 

解説

非認知能力の解釈

 非認知能力は専門的には「社会情動的スキル(Social and Emotional Skills)」と表現されます。

 OECD(経済協力開発機構)は社会情動的スキルは目標の達成(忍耐力・自己制御・目標への情熱)、他者との協働(社交性・敬意・思いやり)、感情のコントロール(自尊心・楽観性・自信)の要素で構成されると考えています。

 そして社会情動的スキルは、ウェルビーイングとも関係があると考えられています。

 ウェルビーイングとは、身体的・精神的に・社会的に良い状態にあることであり、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義など将来にわたる持続的な幸福を含む概念です。

 
 

社会情動的スキルの因子

 日本幼少児健康教育学会の論文に、小学生の社会情動的スキルが年齢と共にどう変化するのか研究したものがあります。

 この研究では、構成概念妥当性を踏まえ社会情動的スキルを「自尊心」「社交性」「敬意」「思いやり」「忍耐力」「自己制御」「目標への情熱」という7つの因子で考えています。

 そして社会情動的スキルの因子において「敬意」や「思いやり」は女子のほうが有意に高い傾向にあったようです。

 これは女子は男子より共同性(人に優しくすることや他人に対する配慮ができること)などを期待されやすい文化的背景も要因の1つと考えられます。

 
 
 

参考資料

山田淳子、松田繁樹、辻延浩(2023)『小学生用・社会情動的スキル評価尺度の開発』(日本発育発達学会)2026年5月27日閲覧

山田淳子、松田繁樹(2025)『小学生の社会情動的スキルの性差および学年差~3年間の縦断データの分析~』(日本幼少児健康教育学会)2026年7月7日閲覧

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